川内原発:火山対策、予知頼みの無謀 専門家警告
2014年 06月 27日
川内原発:
火山対策、
予知頼みの無謀
専門家警告
毎日新聞 2014年06月26日 13時51分より一部
◇火砕流で原子炉爆発の恐れ
原子力規制委員会による
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機の適合性審査が、
大詰めを迎えている。
安倍政権は「再稼働1号」と期待するが、
周辺は巨大噴火が繰り返されてきた地域だ。
このまま通して大丈夫なのか。
他にも同様のリスクを抱える原発がある。
東大地震研究所火山噴火予知研究センターの
中田節也教授(火山岩石学)に聞いた。
規制委が川内原発の審査を優先したのは、
九電による地震や津波の想定を「妥当」と評価したからだ。
火山については
「稼働期間中に巨大噴火が起こる可能性は十分低い」という
九電の説明を、大筋で了承した。
だが、川内原発のある南九州は、
図のように巨大噴火による陥没地形「カルデラ」の集中帯だ。
「カルデラ噴火は
日本では1万年から数万年に1回起きており、
同じ場所で繰り返すのが特徴です。
姶良(あいら)カルデラは前の噴火から約3万年、
阿多カルデラも約10万年が経過しており、
両カルデラのある錦江湾の地下に
マグマがたまっているというのは
火山学者の常識。
そろそろ何かの兆候があっても不思議はありません」。
中田教授はそう警告する。
・・・(後略)
火山対策、
予知頼みの無謀
専門家警告
毎日新聞 2014年06月26日 13時51分より一部
◇火砕流で原子炉爆発の恐れ
原子力規制委員会による
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機の適合性審査が、
大詰めを迎えている。
安倍政権は「再稼働1号」と期待するが、
周辺は巨大噴火が繰り返されてきた地域だ。
このまま通して大丈夫なのか。
他にも同様のリスクを抱える原発がある。
東大地震研究所火山噴火予知研究センターの
中田節也教授(火山岩石学)に聞いた。
規制委が川内原発の審査を優先したのは、
九電による地震や津波の想定を「妥当」と評価したからだ。
火山については
「稼働期間中に巨大噴火が起こる可能性は十分低い」という
九電の説明を、大筋で了承した。
だが、川内原発のある南九州は、
図のように巨大噴火による陥没地形「カルデラ」の集中帯だ。
「カルデラ噴火は
日本では1万年から数万年に1回起きており、
同じ場所で繰り返すのが特徴です。
姶良(あいら)カルデラは前の噴火から約3万年、
阿多カルデラも約10万年が経過しており、
両カルデラのある錦江湾の地下に
マグマがたまっているというのは
火山学者の常識。
そろそろ何かの兆候があっても不思議はありません」。
中田教授はそう警告する。
・・・(後略)
by kuroki_kazuya
| 2014-06-27 06:59
| 九電労組