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by 幸田 晋

核のごみ・現と幻/最前線・幌延(下)協定交わし施設を誘致

核のごみ・現と幻/
最前線・幌延(下)

協定交わし
施設を誘致


河北新報 2014年07月09日水曜日より一部

<反対受け頓挫>
 
原発の高レベル放射性廃棄物の地層処分技術を研究する
深地層研究センター(北海道幌延町)周辺は、
一面に広がる丘陵に多くの牧場が連なる。
 
核廃棄物施設誘致に反対する
道北連絡協議会代表委員の
久世薫嗣(しげつぐ)さん(70)は、
隣の豊富町や稚内市で酪農を営む。

草をはむ牛たちを横目に、
久世さんは「核のごみは発生した所に置くべきだ」と訴える。
 
道と幌延町、
事業者の日本原子力研究開発機構は
施設に高レベル廃棄物を持ち込まず、
町で中間貯蔵も最終処分もしないとする協定を締結している。
道と町には受け入れ拒否の条例もある。
 
それでも、施設があれば
最終処分地化の恐れがあるとして、
久世さんたちは施設の存在に異議を唱える。

4月には、
機構幹部が
研究終了後に
施設の坑道を埋め戻すことについて
「もったいない」と発言。
不信感が強まった。

 
「この先、原発の廃炉が進めば大量の廃棄物が出る。
どこかに持って行って埋めるなんて考えられない」。
久世さんは、発生地で処分するしか道はないと考える。
 
施設立地の端緒は1980年代前半にさかのぼる。
町は当初、
低レベル廃棄物の処分施設や
高レベル廃棄物の貯蔵を伴う深地層研究施設の誘致を表明。

町内外の反対で頓挫し、
「核抜き」の現施設になった経緯がある。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-07-10 06:44 | 核 原子力