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by 幸田 晋

集団的自衛権に警鐘 元自衛官インタビュー

集団的自衛権に警鐘 
元自衛官インタビュー


沖縄タイムス 2014年7月14日 04:55より一部

命は惜しい―。
政府が集団的自衛権の行使を容認するために、
憲法解釈を変える閣議決定をしてから約2週間。

海外での武力行使が現実になろうとしています。

自衛隊が「軍隊」化することを危惧し、
3月に辞職した20代の元自衛官に、
集団的自衛権について、どう考えているのか、聞きました。


・・・(中略)


―今回の集団的自衛権行使容認をどう捉えていますか。

戦争への参加宣言で、自衛隊の軍隊化だと思っています。
自国が攻撃されていないのに、他国の争いに参加して、
相手を撃つことになり、日本がテロの標的になる恐れもあります。

今は容認に反対意見が多いですが、
政府が容認してしまったことで、
仕方ないと考えた国民の支持が少しずつ広がっていくのではないでしょうか。

今後は、さらに憲法解釈が拡大していくと考えています。

去年の終わりごろ、秘密保護法が成立して、
友人関係や家族についての調査がありました。

国に管理されることに違和感がありました。

統制のために
政府が強引に法案を通したようにしかみえませんでした。

秘密保護法の成立で、
集団的自衛権の行使容認への流れはできていたと思います。

日本が主体となる戦争が今後、起こることも否定できません。


・・・(途中略)


―集団的自衛権の行使で、自衛隊はどう変わると考えていますか。

仲の良い国から要請があれば、
多くの自衛官が紛争地域に行くことになります。

でも、今の自衛隊は人を殺すことを基本的には想定していません。

米軍との共同訓練が、
年に数回あるが、余りにも米軍と力に差があると思いました。

防衛が主の日本は、
大勢の自衛官が犠牲になる可能性があります。

米兵でも、
イラク戦争に行った人が、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいます。

集団的自衛権が行使されれば、
自衛官たちは精神的にも大きな影響が出ると思います。

亡くなった場合の弔慰金も気になります。

イラク復興で派遣された時は、
殉職した場合、
政府は家族に最大で1億円給付するとしていました。

でも、集団的自衛権の行使で多くの人が亡くなった場合、
税金で全てを賄うことは難しくなって、額も減るのではないでしょうか。

2年前、
自民党は
自衛隊を「国防軍」や「防衛軍」に名前を変えることを議論した経緯もあります。

そうなると、もう軍隊です。

政府は、
秘密保護法、集団的自衛権を強行してきています。

自衛隊が軍隊に変わる日は、
そう遠くないと思います。

by kuroki_kazuya | 2014-07-15 06:34 | 憲法