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by 幸田 晋

東北電天下り「暇地獄」 経験者が勤務実態証言

東北電
天下り「暇地獄」 

経験者が
勤務実態証言


河北新報 7月27日(日)6時10分配信より一部

原子力行政を担当した宮城県庁OBが
東北電力に再就職していた問題で、
経験者の一人が
勤務実態を証言した。


業務らしい業務は与えられず、専門性が問われる局面もなかったという。
県は「経験が生かせる職場」と説明するが、
OBは「暇すぎて地獄だった」と当時を振り返った。

OBが勤務したのは2000年以降のこと。
デスクは仙台市青葉区の東北電本社に置かれ、
勤務は午前8時半から午後5時半だった。
午前は「ゆっくりと新聞を読む」のが日課で、
午後は自分の勉強に時間を費やした。
 
決裁権限は一切なく、
社内プロジェクトに参加することもなかった。

主な仕事は、
社幹部が県庁にあいさつに行く際の日程調整ぐらい。
専門性は関係なかった。
 
宮城県人事課は、
東北電について「県庁で積んだ経験を生かせる職場」と説明している。
証言は、こうした県の言い分と食い違いを見せる。
 
このOBは
「飼い殺しされているようだった。
眠気と闘う毎日だった」と言う。
報酬は年600万円。


県庁関係者らによると、業務内容を含めた待遇は現在も大きく変わっていないとみられる。

OBは
労働を伴わない対価に苦痛と罪悪感を覚え、
何度も退職を考えた。
だが、「次に続く後輩に迷惑が掛かる」と踏みとどまったという。


・・・(中略)


宮城県庁OBの東北電への再就職は
1989年に始まった。
福島第1原発事故前に7人が経験し、
事故後の現在も1人が勤めている。
by kuroki_kazuya | 2014-07-28 06:53 | 九電労組