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by 幸田 晋

不遇の山、御嶽山が突き付ける災害リスク

不遇の山、
御嶽山が突き付ける
災害リスク


東洋経済オンライン 9月28日(日)18時0分配信より一部

不遇の山――。
北アルプスの火山を長年、研究してきた
産業技術総合研究所の中野俊・上級主任研究員は
岐阜・長野県境の御嶽山をこう呼び表してきた。

標高3000メートルを超え、
日本では富士山に次ぐ高さの火山

であるにもかかわらず、
国立公園にも国定公園にも指定されていない。

日本列島の真ん中に位置し、
古代から信仰の対象にされてきた霊峰にしては
寂しい扱いだという意味での「不遇」。

ただし、それは「リゾート開発には都合がよい」と
中野研究員は公言していた。

長野県側にあった3つの村で
戦後、競うようにスキー場開発が進められ、
バブル期にはそれが岐阜県にも拡大。
山肌のゲレンデやゴンドラで
「御嶽山はいたるところ傷だらけになっている」と嘆いていたのだ。

35年ぶりの規模となった、
今回の御嶽山の噴火。

秋晴れの紅葉を楽しみに山頂を訪れていた200人余りの登山客にとっては、
まさに不遇、不運の瞬間であったろう。

■ 常時監視をしていたにもかかわらず・・・

気象庁は
地震計や傾斜計、空振計、GPS、望遠カメラなど
あらゆる機器を使って火山活動を監視していた。
半月ほど前からは
火山性地震の増加をとらえている。

しかし、入山規制に至るまでの警戒を
呼び掛けることはできなかった。


噴火の12分前には
火山性微動を観測したというが、
登山客は何の前触れもなく立ち上がった噴煙を見上げ、
なすすべもなく黒い火山灰に巻き込まれるしかなかった。

30数人が心肺停止と発表されているこの事態は、
50人、60人と行方不明者数が増えていった広島の土砂災害の衝撃と重なる。

いくら精密な観測網が整備されようとも、
山頂からほぼリアルタイムで
映像が送られる時代になっても、
予測できない

災害の危険地帯に人間が自ら踏み込む限り、リスクはなくならない。

■ 開発の見直し必至、地震にも要警戒

九州の火山噴火リスクを
軽視していると指摘されたまま
再稼働に走る川内原発。


2.5兆円もの経済被害が
想定される富士山噴火…。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-09-29 06:28 | 核 原子力 | Comments(0)