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by 幸田 晋

もんじゅ ずさん管理 核燃料サイクル見直しを急げ

もんじゅ 
ずさん管理 

核燃料サイクル
見直しを急げ


愛媛新聞 社説 2014年10月16日(木)より一部

またもずさんな管理体制が露呈した。
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で、
1995年のナトリウム漏えい事故を受け
設置された冷却材ナトリウムの
監視カメラの多数が壊れていることが、
原子力規制庁の保安検査で判明した。

 
故障は、
180基のうち約3分の1に及び、
1年半以上放置していたものもあるという。


「既に製造終了したカメラで交換できなかった」との釈明が通用するわけもない。
 
事故が起きれば、
国民の命に関わる甚大な被害を及ぼす施設だ。

設備の劣化のみならず、
安全意識の劣化は
致命傷であることを、
深く自覚しなければならない。

 
もんじゅは、
相次ぐ事故や1万件にも上る機器点検漏れによって、
昨年5月に
原子力規制委員会から運転を禁じられ、
改革を進めているさなかにある。

だが、禁止を命じられた後も、
国民の不安を解消するどころか、
機器の新たな点検漏れや点検記録の不適切処理など、
トラブルや不祥事はとどまる気配がない。
 
組織の問題点を洗い出し、安全管理体制を再構築しなければならない。
年度内を目指していた命令解除も、このままでは認められない。
 
ただ、単に
原子力機構の組織だけの問題ではない。
根本は、政府が、
もんじゅを中核とする核燃料サイクル事業を
依然見直さないことにある。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-10-17 06:38 | 核 原子力