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by 幸田 晋

原発維持政策 目を疑う非論理的記述

原発維持政策 

目を疑う非論理的記述


琉球新報 <社説> 2014年12月26日より一部

一読、目を疑った。

経済産業省の総合資源エネルギー調査会原子力小委員会が
まとめた「中間整理」のことだ。

そこにはこうある。

「原子力の将来像が明らかでなければ(廃炉の)判断がしにくい」

何かの間違いであろう。
論理的には
「放射性廃棄物の最終処分方法が明らかでなければ、原発存続を判断するのは困難」
と書かねばならない。

使用済み核燃料を再処理して新たな燃料とする核燃料サイクルは既に破綻している。

地底に埋めるといった高レベル放射性廃棄物の最終処分も、
数万~数十万年を要する途方もない計画であり、
許容する地域はまずあるまい。

中間貯蔵ですら見通しが立ったとは言い難い。

八方ふさがりだ。
こんな状態でなぜ廃炉が困難なのか。
むしろ維持が困難なはずだ。

安倍政権は
原発の再稼働に意欲を示し、世論の反発を受けている。

それなのに中間整理は、
廃炉後に敷地内に新しい原子炉を設置する建て替え(リプレース)に言及している。

再稼働どころか新規建設をしたいということだ。
「原発依存度を可能な限り低減させる」とする政府のエネルギー基本計画と矛盾するのは明らかだ。

「原発が果たす役割は再生可能エネルギーと同様、非常に大きい」とも記すなど、
原発維持への願望が随所ににじむ。

原発依存度を低減すると人材が不足し、
安全確保ができないとする本末転倒の論理も散見される。

原発維持ありきに偏した議論と言わざるを得ない。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-12-27 06:25 | 核 原子力 | Comments(0)