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by 幸田 晋

<核燃再考>格差 六ケ所村羨望の的/原子力マネー(2)

<核燃再考>
格差 六ケ所村羨望の的
/原子力マネー(2)


河北新報 2015年01月29日木曜日より一部

<断トツ480億円>
 
1玉80円のキャベツが山と積まれた軽トラックに人が群がった。
青森県六ケ所村の海沿いにある泊地区の朝市。
冬場を除いて毎月開かれる。

昨年11月に訪ねると、
主催する村商工会の木村豊治事務局長は
「村で採れた鮮度抜群の食材が自慢。朝市は住民に喜ばれている」と胸を張った。
 
会場のイベント広場は
2003年、電源3法交付金の約3億527万円で整備された。

同じ場所で
1986年、使用済み核燃料再処理工場の建設に反対する漁師と、機動隊がにらみ合った。
 
逮捕者を出し「泊沖海戦」とまで呼ばれた因縁の地だが、
食材を抱えた元漁師の男性(82)は
「広場ができて多くのイベントを楽しめる。核燃の争いは昔の話だ。思い出したくない」と家路を急いだ。
 
1981~2013年度の累計で
村に入った交付金は約480億円


県内では
15市町村が
原子力関連の交付金を受け取っているが、
村の総額は
2位のむつ市を約130億円引き離し、断トツだ

 
村は
10年度までに、交付金21億4280万円を使って、全世帯にテレビ電話を設置した。

同じく交付金で建設した村中心部の文化交流プラザ「スワニー」では、
世界的なアーティストが度々コンサートを開く。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-01-30 06:55 | 核 原子力