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by 幸田 晋

汚染水処理 態勢整え着実に進めよ

汚染水処理 

態勢整え着実に進めよ


毎日新聞 社説 2015年01月30日 02時30分より一部

東京電力福島第1原発の汚染水対策が、
一筋縄ではいかないことが
改めて浮き彫りになった


東電は、同原発に保管中の高濃度汚染水について、
目標としていた今年度中の全量浄化処理を断念した。

放射性物質を取り除く多核種除去設備「ALPS」が想定通りに稼働していないためだ。

今後の廃炉作業にも影響が及びかねない事態である。

政府・東電は問題点を洗い出し、処理を着実に進める必要がある。

福島第1原発の敷地内には汚染水を保管するタンクが林立する。
まるで石油備蓄基地のようだ

同原発では、地下水が建屋に流入して溶け落ちた核燃料に触れ、
汚染水が1日約300〜400トンずつ発生している。

高濃度汚染水をタンクにため続けると、漏えいのリスクが増す。
強い放射線を出すため、作業員の被ばくにつながる。
東電はALPSなどで処理してきたが、27万トン余りが未処理のままだ。

今年度中の処理終了は、
東京五輪招致活動で安倍晋三首相が
「(同原発の)状況はコントロールされている」と述べたことなどを受け、東電が約束した。

しかし、ALPSには国の予算が投入されており、
安倍首相は「国が(汚染水対策の)前面に立つ」と述べてきた。
首相や政府も処理遅れの責任を免れない。

ALPSは汚染水が含む放射性物質のうちトリチウム(三重水素)を除く62種類を除去できる。
新たな技術であり、必ずしも期待通りに稼働するわけではない。
政府・東電は見通しの甘さを反省すべきだ


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-01-31 06:25 | 東電 出鱈目 資本