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by 幸田 晋

「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟  米海軍兵士ら、鍵となる判

「トモダチ作戦」で被ばくした
米兵による東電訴訟


「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、
鍵となる判決を勝ち取る


たんぽぽ舎です。【TMM:No2396】
2015年2月2日(月)午後 09:53
地震と原発事故情報より一部



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┗■1.「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟
 |  「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、
 |  鍵となる判決を勝ち取る
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 「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟は、連邦裁判所により2013年11月時点で一旦は退けられましたが、原告団は2014年2月、提訴内容を変更し、新たな訴訟を起こしました。そして昨年(2014年)10月28日、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、訴訟を継続する判断を示しました。

 この判決に対する弁護士によるプレスリリースの邦訳版を紹介します。
 *以下の邦訳版テキストは現地の弁護士と接点をもつ原子力空母・市民の会 呉東(ごとう)弁護士らが入手した資料のテキスト版です。
現地の弁護士のプレスリリース原文は↓次のリンクから読むことができます。
     https://www.youtube.com/watch?v=ytjvS3zsdVg
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[速報]プレスリリース
「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、鍵となる判決を勝ち取る

○ サンディエゴの米連邦地方裁判所において米海軍兵士たちが、東京電力(TEPCO)を相手とする闘いで、ある重大な勝利を収めました。同裁判所判事は、TEPCOに対する兵士たちの集団訴訟裁判を進める判決を下し、福島原発原子炉のメーカー、GE、エバスコ、東芝、日立を被告として追加することを認めました。200名の若い海軍兵士たちは、日本政府が2011年3月11日発生の地震と津波による被災者たちに対する援助の要請を出していた際、東電は一般の人々や米海軍に対し、福島第一原発からの放射能レベルに関して故意にウソをついたと主張しています。7万人近くの米国市民がこの放射能の影響を潜在的に受けており、この集団訴訟裁判への参加の扉は開いています。

○ 裁判は、2011年3月11日の地震と津波による壊滅的被害において人道支援にあたったトモダチ作戦に参加した海軍兵士たちが起こしています。裁判の訴えには、白血病、潰瘍、胆嚢摘出、悪性脳腫瘍、脳腫瘍、精巣ガン、器質性子宮出血、甲状腺疾患、胃の疾患など、通常、若年成人には見られない多数の症状が含まれています。被害者である男女の兵士たちは、健康悪化に対する治療や病状の様子を見ることが必要であり、医療費の支払いがあり、彼らの子どもたちの健康状態を見ること、さらに放射能が原因の遺伝的な突然変異についての監視を行う必要があります。

○ ある22歳の兵士は白血病と診断され、視力が落ちています。この裁判の申立てには、「トモダチ作戦を終え、帰還直後から視力が落ちてきた。左目は全く見えず、右目も視力をほとんど失っている。道路の標識が読めず、運転はできない。トモダチ作戦前、視力は1.0で、メガネの必要はなく、視力矯正手術を受けたことはなかった。また、私の家族で白血病になったものなどいない」と述べています。兵士たちの弁護を務めるポール・ガーナーとチャールズ・ボナーは、今後も放射能が原因の深刻な症状をもった原告がさらに名乗り出てくるだろう、と話しています。

○ 兵士たちは一般の人々に対し、選挙区の連邦議会議員や地方議員、オバマ大統領に手紙を送り、日本政府に対し、(1)被害者である原告に「トモダチ作戦」の根本方針を適用してこれらの米海軍兵士たちを援助すること;そして(2)東電に対し、周知の事実であるところの、犯罪責任の回避、をやめるよう忠告する、ことを強く要望しています。

弁護士 チャールズ・ボナー charles@bonnerlaw.com
    カブラル・ボナー  cabral@bonnerlaw.com
弁護士 ポール・ガーナー  pcg@garnerlaw.com
by kuroki_kazuya | 2015-02-03 06:15 | 核 原子力