「地下50メートル処分」1.4万立方=原発運転・廃炉のごみ-電事連試算
2015年 02月 10日
=原発運転・廃炉のごみ
-電事連試算
時事通信 2015/02/09-14:19より一部
廃炉作業中や建設中を含む国内の原発59基などから出る
低レベル放射性廃棄物のうち、
放射能濃度が比較的高く、
地下50メートル以下に埋める必要があるごみは
1万4331立方メートルに上るとの試算を、
電力会社でつくる電気事業連合会がまとめたことが9日分かった。
電事連が
原子力規制委員会に提出した資料で判明した。
通常のドラム缶に換算すると
7万1600本以上に相当する。
ごみの7割は運転によって発生する交換部品などで、原発や再処理工場を動かすほど増加する。
地下50メートル以下は「余裕深度」と呼ばれ、ごみの管理期間などの基準がない。
規制委は策定に向け検討を始めたが、
基準ができても実際に大量のごみを処分できる場所を確保できるかは不透明だ。
・・・(中略)
廃炉中の浜岡1、2号機と東海原発を除く56基は
運転期間60年、
再処理工場とMOX燃料加工工場は
同40年と仮定。
福島第1原発1~3号機は
解体廃棄物の発生量の見積もりが困難として除外するなどした。
運転に伴い発生する廃棄物は約1万100立方メートル、
解体によって発生する分は約4200立方メートルだった。