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by 幸田 晋

汚染水が海へ 全ての情報を公開せよ

汚染水が海へ 

全ての情報を公開せよ


東京新聞 【社説】 2015年2月26日より一部

まだ懲りていないのか

東京電力は、
福島第一原発の汚染水が外海に流出し続けていたのを放置し、公表もしなかった。

原子力につきまとう隠蔽(いんぺい)体質を
改善しないと、
事故処理も進まないだろう


安倍晋三首相は言った。

汚染水は「全体としてコントロールされ、影響はブロックされている」と。

ところが、
高濃度の放射能汚染水が原発構内から外洋に漏れ続けていたことが、明らかになった。

2号機の建屋の屋上にたまったものが雨で流され、排水溝から外に出た。
雨が降るたびに放射性セシウムやストロンチウムの濃度が高くなっていた。

2号機は
爆発こそ免れたものの、
格納容器内の圧力を下げるため、
放射性物質の濃度が高い蒸気を外へ放出せざるを得なかった。
そのため、
1~3号機の中で最も多量の放射性物質を放出したと、されている。

雨水は止められない。
汚染水対策の難しさを、
あらためて思い知らされた


だがそれ以上に問題なのは、
東電がこのことを一三年十一月には知っていながら
公表せず、応急措置も施していないことである。

住民の健康や漁業者の生活に直結する重大な情報こそ、
コントロール(操作)され、ブロック(遮断)されていたのである。

原子力業界の隠蔽体質は、かねて指弾されてきた。

情報を表に出したがらないムラ社会の体質が、
福島の事故につながったという指摘も多い。
これだけの惨事を起こしていながら、変われないのはなぜなのか。
生命や安全を軽視し続けるのはなぜなのか。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-02-27 06:33 | 東電 出鱈目 資本