宮崎駿氏共同代表へ 「沖縄の覚悟支援するしかない」
2015年 05月 09日
「沖縄の覚悟支援するしかない」
東京新聞 2015年5月8日 14時12分より一部
米軍普天間(ふてんま)飛行場の沖縄県名護市辺野古(へのこ)への移設阻止を目的に設立された「辺野古基金」の共同代表に、映画監督の宮崎駿氏が就任する意向であることが分かった。
宮崎氏は
八日、共同代表への就任について、
スタジオジブリを通じ「沖縄の人たちがそういう覚悟をするなら、
支援するしかないと思いました」とのコメントを発表した。
宮崎氏は米アカデミー名誉賞を受賞するなど、アニメ映画の監督として世界的に高い評価を受けている。
同基金幹部は「名前を連ねていただけるのであれば大変にうれしいことだ」と述べ、
今後、正式に就任要請する考え。
宮崎氏は
昨年、反対運動をする人たちに向け「沖縄の非武装地域化こそ、
東アジアの平和のために必要です」とした直筆の文章を寄せている。
宮崎氏は
二〇〇二年に「千と千尋の神隠し」が
ベルリン国際映画祭でアニメーションとしては史上初の最高賞の金熊賞を受賞したほか、
〇三年にアカデミー賞長編アニメ賞も獲得。
「ハウルの動く城」などでも同賞にノミネートされた。
一四年には
日本人監督として一九九〇年の故黒沢明監督以来二人目となる
名誉賞をアカデミー賞主宰の米映画芸術科学アカデミーから贈られている。
・・・(後略)