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by 幸田 晋

安倍首相の覚悟のなさを批判した佐伯啓思

みなさま、時間のアル時に
是非、「ブログ『天木 直人のブログ』」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>

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安倍首相の覚悟のなさを
批判した佐伯啓思


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年6月7日より転載
 

 6月5日の朝日新聞「異論のススメ」という論評欄に、京都大学名誉教授である佐伯啓思氏の、「日本にあるか米国の覚悟」という見出しの、要旨次のような論評を見つけた。

安倍首相は日米同盟の基礎は日米両国の価値観の共有にあると述べている。本当にそうか。アメリカの価値観は、ただ自由や民主主義や法の支配を説くだけではなく、それらの価値の普遍性と世界性を主張し、そのためには先制攻撃も辞さない強力な軍事力の行使が正義にかなうとする。そのような価値観を共有することは大変な覚悟のいることだ。そん な覚悟が日本にあるのだろうか。いや、その前に、そもそも日本はこのような価値観を共有している国なのか。

 これこそが、私が繰り返して指摘してきた安倍首相の矛盾であり、覚悟のなさだ。

 佐伯氏はその論評を次のように締めくくっている。

 安倍首相が提起した問題はたいへん大きい。日米同盟の意味をわれわれは改めて問い直さなければならない。われわれはこれまで、日本独自の「世界観」も「戦略」も持ち得なかった。その反省から始めなければいけない。さもなければ、日本はただアメリカの戦略上の持ち駒となってしまいかねないであろう。

佐伯氏は
「集団的自衛権の行使を可能として相互協力体制を強化することは、当然といわねばならない」
と明言するほどの保守・改憲論者である

 私とは異なる考えの持ち主だ。

 その佐伯氏が、安倍首相には覚悟がないと言ってるのだ。

 彼は明言していない。

 しかし、安倍首相を支持する国民は、そんな覚悟のない安倍首相を、自らも覚悟のないまま、いや、そもそもそのような矛盾に気づかないまま、安倍首相の日米同盟強化を容認している。そんなことでは米国に従属させられるだけだ。
 そう、問題提起しているのである。

 安倍首相に対する左翼・リベラルからの批判は当たり前だ。

 しかし、安倍首相に対する最も厳しい批判は、保守の側からこそ出てこなくてはいけないのである(了)

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安倍首相の答弁は
米国で言った事と正反対だ
と批判したカーチス


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年6月7日より転載


 6月7日の早朝6時から放映されたTBSの時事放談で、御用学者のジェラルド・カーチスコロンビア大学教授が、図らずも、これ以上ない安倍首相批判を口走った。

 すなわち、安倍首相は米国では、米国を守ります、と言っておきながら、日本国内では、危険なことはしませんなどと全く正反対のことを言っている。こんなバカなことはない、と。

 これこそが、安倍首相の最大の矛盾であり、命取りになるダブルスタンダードなのだ。

 なぜ使い分けるのか。

 それは私が繰り返しているように、安倍首相には覚悟がないからだ。

 国の安全保障政策という最も重要な政策課題で、確固としたみずからの信念がないのだ。

国民の反発をおそれ、
支持率低下を恐れる。
彼にあるのは名誉欲と保身だけだ。


 オバマ政権はもとより、米国の関係者は呆れ果てているに違いない。

 そんな首相でも、米国の言いなりになるから米国にお目こぼしされ、いいように米国に利用されている。

 これまでの日本の首相のなかでも、もっとも情けない、最低の首相だ。

 その安倍首相が、1強多弱の政治状況の中で、長期政権となると当然視されている。

 日本国民にとってこれ以上の不幸はない(了)
by kuroki_kazuya | 2015-06-08 06:15 | 日本の今後