ついに砂川判決再審請求訴訟が日本を揺さぶる時が来た!
2015年 06月 13日
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ついに砂川判決再審請求訴訟が
日本を揺さぶる時が来た!
ブログ「天木 直人のブログ」
2015年6月12日より転載
きのう6月11日の午後、元砂川裁判の被告である土屋源太郎さんから一本の電話がかかってきた。
「天木さん、我々も声を上げることにしました。参加してください」
その後に続く土屋さんの言葉は、私がかねてこのメルマガで訴え続けてきた事だ。
田中耕太郎最高裁長官が下した1959年の砂川判決が、安倍政権が強行成立させようとしている安保法制案の合憲の根拠とされている。
こんな馬鹿なことがあるか。
日米安保体制は違憲だと断じた東京地裁の伊達判決を、マッカーサー在日米国大使とみずらか密会を重ねて葬った最高裁裁判長田中耕太郎。
この売国的事実が、米国の機密文書公開によって明かされたのは2008年だった。
この国の司法のトップが自ら憲法違反を犯していたのだ。
砂川判決が集団的自衛権行使を容認しているかどうか、などという議論以前の大問題である。
砂川判決自体が違憲なのだ。
その再審査請求訴訟を土屋さんらが起こしたのは昨年の6月だった。
いまこそ立ち上がらなければいけない。この再審請求訴訟を全国の国民に知らせなければいけない。
協力してくれませんか、と伝えて来たのだ。
私はその電話を受け取ったとき、私の願いが通じたと思った。
ついに憲法9条が安倍政権を倒す時が来ると思った。
いや、憲法9条が日本国民を覚醒させる時が来る。
土屋源太郎さんと弁護団が行う記者会見は、6月18日午後三時より衆院第一議員会館で開かれる。
私もその末席に並んで記者会見に臨む。
18日の記者会見以降は、さすがのメディアも報道せざるを得ないだろう。
報道されれば国民は気づき、目覚める。
戦後70年を経て微動だにしなかったこの国の対米従属外交は、その最後の執行人である安倍政権とともに、追いつめられることになる(了)