スキーにはまっています。


by 幸田 晋

ヒラリー・クリントンのメール公開が暴露した藤崎大使のウソ

みなさま、時間のアル時に
是非、「ブログ『天木 直人のブログ』」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>

ーーーーーーーーーーーーーー

ヒラリー・クリントンの
メール公開が
暴露した藤崎大使のウソ


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年7月2日より転載


 暴露はウィキリークスだけではない。


 思わぬところで悪事は暴かれるものだ。

 きょう7月2日の読売新聞が書いた。


 ヒラリー・クリントンが国務長官在任中の公務に個人用メールアドレスを使用していた事が大統領選に影を落としている。

 批判をかわすためにその一部をクリントンがインターネット上で公開したという。

 大統領選挙に勝つためには、個人用メール使用が米国の国益を害していないと証明する必要があったからだ。

 ところが、その公開されたメールの中に、対日外交に関する内容も含まれていたから大変だ。

 読売新聞は次のように書いている。

 「・・クリントン氏は2009年12月、米軍普天間飛行場の移設問題を巡り、藤崎一郎駐米大使(当時)に対して異例の呼び出しを行ったが、これに関してキャンベル国務次官補(当時)と事前調整していたことが文面から読み取れる・・・」と。

 動かぬ証拠である。

 あの当時、一大疑惑外交が行われた。

 すなわち藤崎大使はクリントン国務長官にわざわざ雪の中を呼びつけられた、大使が呼びつけられるのは異例な事だ、などと日本の記者団を前にして語り、あたかも米国が普天間基地移設に強い要求をしてきたと言わんばかりに誘導した。

 ところがクローリー次官補がこの藤崎発言を即座に否定したのだ。

 国務長官は大使を呼んではいない、藤崎大使が立ち寄ったのだ、と。

 どっちが真実なのか。

 もちろん米国がウソをつく必要はない。

 藤崎ならやりかねない。

 米国が言った事にして、普天間移設問題について日本政府に有利な状況をつくろうとしたのだ。

 そう当時のブログで私は書いた事を覚えている。
 
 真実はどこにあるのか。

 その白黒はその後の展開に大きな違いをもたらすほど重要なのに、結局誰も追及せずにうやむやにされて終わった。

 それから6年ほどたって、はからずも大統領選挙の争いの中で、こともあろうにヒラリー・クリントンのメールで藤崎大使のウソが白日の下に晒される事になったのだ。

米国の威を借りて政策を実現する。

この外務官僚の卑劣さが、
いま国民の前で糾弾される時が来た。

ウソで固められた辺野古移設など
できるはずがない。


いや、させてはいけないのである(了)


*****




ついに「9月末解散・総選挙」を
記事にした週刊実話


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年7月2日より転載


 きょう7月2日発売の週刊実話7月16日号が大きく書いた。

 安倍首相は安保法制案で解散・総選挙に打って出るつもりだと。

 もちろん、その記事にどこまで信憑性があるかはわからない。

 しかし、そういう記事が、たとえ週刊実話であるとしても、出るようになった事自体、政治が風雲急を告げて来たということだ。

 私はありうると思っている。

 安倍首相にとって安保法案をあきらめることは政治生命を自ら断つことだ。

 安保法案の延期や、まして廃案などあり得ない。

 しかし、このまま議論を続ければ支持率は低下し、支持率と不支持率が逆転する時が来るのは時間の問題だ。

 その前に国民に信を問うしかない。

 なによりも、私が安倍首相が解散・総選挙にこだわると考える理由は、安保改定と引き換えに総辞職した祖父岸信介の無念を安倍首相は子供の頃から聞かされて育ったからだ。

 祖父の無念は繰り返さない。辞めるくらいなら必ず解散・総選挙をしてやる。

 安倍首相はそう覚悟を決めているに違いない。

 そしていま解散・総選挙をすれば勝てる。

 野党の分断・混迷はますます進んでいるからだ。

 もっとも、安倍首相が9月解散・総選挙を避ける合理的根拠も強い。

 それは9月の総裁選で勝利する事が確実だからだ。

 これもきょう発売の週刊文春7月9日号が書いている。

 9月の自民党総裁選に手を上げるものが、ここまで安倍政権がオウンゴールを繰り返しても、誰も出て来ない、と。

 どんなに自民党が堕落しても安倍首相は自民党の総裁でい続けられる。

 再選されれば、さらに強く自民党を掌握できる。

 解散・総選挙をしなければ長期政権は安泰だ。

 どっちに転んでも安倍首相は続く。

 これが、今の安倍首相を取り巻く政治状況だ。

 どうにもならない政治の閉塞状況だ。

 この閉塞状況を破り、政治が面白くなるのは、二つのシナリオのいずれかが起きる時である。

 いずれも自民党が割れる政治状況をつくることだ。

 一つは安倍首相の解散・総選挙を迎え撃つ野党の結束である。

 中途半端な結束ではなく、小林節が主導する時限的な、反安保法制、反安倍暴政統一新党の実現である。

 共産党は参加しないし、しなくてもいい。

 共産党抜きの反安倍暴政党と自民党の一騎打ちに持ち込めば勝てる。

 その場合、自民党の反安倍が合流すれば政権を取れる数になる。

 政権をとれば元の各党に戻ればいいのだ。

 私が時限新党という理由がここにある。

 もし、安倍首相が解散・総選挙を避けて、自民党総裁選での無投票再選を狙うなら、小泉純一郎をその気にさせて進次郎を対立候補に立てて自民党を安倍から取り戻せばいいのだ。

 小泉親子なら自民党議員の票の多数を取れる。

 解散・総選挙のシナリオにしても、自民党総裁選のシナリオにしても、いずれも自民党が割れるということだ。

 自民党が割れる事はあり得ないと誰もが考えるだろう。

 そのあり得ないシナリオが起きない限り政治の閉塞は続く。

 閉塞を打ち破る動きが出て来ない限り政治はおもしろくならない。

 日本は明るくならない(了)
by kuroki_kazuya | 2015-07-03 06:25 | 日本の今後