安全保障関連法案の衆議院平和安全法制特別委員会における採決を受けて宗務総長コメントを発表
2015年 07月 17日
衆議院平和安全法制特別委員会における採決を受けて
宗務総長コメントを発表
真宗大谷派
2015年7月15日HP更新より転載
7月15日、衆議院平和安全法制特別委員会において、安保関連法案が採決されたことを受けて、同日付で宗務総長コメントを発表しました。
安全保障関連法案の衆議院平和安全法制特別委員会における採決を受けて
このたびの安全保障関連法案の採決は、未来を踏みにじり、人のいのちを奪い取っていくことに直結する行為です。
このことは同時に、戦時下に生きた人々の声、無数の死者を背景に制定された日本国憲法の平和の誓いを空文化させるものです。
過去の歴史に学び、未来を開くことに逆行する安全保障関連法案の即時撤回を、「悲しみ」をもって強く求めます。
2015年7月15日
真宗大谷派宗務総長 里雄康意
=====
真宗大谷派(東本願寺)沿革より一部
真宗大谷派の本山である真宗本廟(東本願寺)は、
当派の宗祖である親鸞聖人(1173~1262)の門弟らが、
宗祖の遺骨を大谷(京都市東山山麓)から吉水(京都市円山公園付近)の北に移し、
廟堂びょうどうを建て宗祖の影像を安置したことに起源する。
親鸞聖人の娘覚信尼かくしんには門弟から廟堂をあずかり、
自らは「留守職るすしき」として真宗本廟の給仕を務めた。
爾来、真宗本廟は親鸞の開顕した浄土真宗の教えを聞法する根本道場として、
親鸞聖人を崇慕する門弟の懇念により護持されている。
(以下、大幅に略)