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by 幸田 晋

<東芝>米原子力大手の買収 「高値づかみ」懸念が現実に

<東芝>米原子力大手の買収 

「高値づかみ」懸念が現実に


毎日新聞 8月1日(土)10時10分配信より一部

 東芝の不正会計の謎は深まるばかりだ。なぜ、東芝の歴代社長はあれほど執拗(しつよう)に利益水増しを部下に求めたのか。なぜ、監査法人は利益水増しに「気付かなかった」のか。7月21日に公表された第三者委員会の報告書に書かれなかったことにこそ、不正会計の真相が隠されている。それは米ウェスチングハウスの買収だ。

 2006年、東芝は当時社長だった西田厚聡(あつとし)前相談役の「選択と集中」の号令のもと、半導体と原子力を事業の2本柱に位置づけた。米原子力大手ウェスチングハウスの買収は、原子力事業に投資を集中させる目玉中の目玉だった。

長い交渉の末、
同年10月に買収手続きが完了する。
東芝のウェスチングハウスへの出資比率は
77%で、
買収額は約4900億円だった。


その後、07年にカザフスタン国営原子力事業会社に10%分を約630億円で売り、
逆に11年9月には米企業から20%分を約1250億円で買い増すことになった。
この結果、
現在は87%の株式を保有している。


だが、この買収は、
当時から「高値づかみ」の見方が強かった。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)と日立製作所の連合や、三菱重工と競合し、
当初言われていた金額の2倍ほどに
買収額が膨らんだからだ。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-08-02 06:35 | 資本