スキーにはまっています。


by 幸田 晋

福島の廃炉作業員を守らなければ福島の廃炉は出来ない

福島の廃炉作業員を守らなければ
福島の廃炉は出来ない

木幡(こわた)ますみ
(原発避難民・仮設住宅に住む)
 

たんぽぽ舎です。【TMM:No2580】
2015年9月3日(木)午後 07:09
地震と原発事故情報より一部

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┗■2.暑い夏−具合が悪くなって運ばれた作業員は沢山いる?
 |  福島の廃炉作業員を守らなければ福島の廃炉は出来ない 
 |          福島から   連載2
 └────  木幡(こわた)ますみ(原発避難民・仮設住宅に住む)

 前回、原発事故で配管の下敷きになり、津波で流されてしまったO君について書きましたが、その後、大熊町民の間では様々な噂が飛び交いました。

 3月11日、原子炉に通じるあらゆる配管が地震で壊れ、縦横無尽に飛び交い、中には作業員で、火傷をしてケロイドになった方もいたと言われています。

 しかし、私達原発周辺の住民には何ら知らされていません。地震当時、原発内はどの様な状態だったのか、原発構内にいた作業員の皆さんはどの様にして逃げて来られたのか、又、原発内には、閉じ込められた作業員はいなかったのか?等。全く明らかにはされていません。

 今年の夏は本当に暑かった。防護服を身に纏い、被曝をしながら働かなければならない現場。表には出ないが、具合が悪くなって運ばれた作業員は沢山いると言われています。 今年は、8月中には3人も亡くなられたと発表されました。確かに今年は暑かったからと云う事も有りますが、現場を知っている仕事が出来る作業員には、被曝の過重負担を掛けています。何故なら仕事が出来るエンジニアとか、作業員の方々の被曝線量が限度を超える方々が辞めてしまわれている中で、なかなか廃炉作業が出来ない方々が増えているからという事です。

 東電本社は、東京から社長以外幹部職員を含めた交代部隊を出そうとはしない。世界から注目されている仕事にも関わらず、給料は仕事の内容にも関わらず安く、被曝労働を強要される福島の廃炉作業員を守らなければ福島の廃炉は出来ないばかりか、今よりもっと酷い状況になって日本中に放射能がばら撒かれてしまいます。

 東京電力や国に、今、働いている廃炉作業員に保養を提供をする為に、早急に仕事が出来る作業員の交代部隊の組織化をしなさいと訴えたい。又、被曝線量の限度を超えて辞めて行かれた方々にも、生涯に渡って保証をするべきでしょう。

 広島や長崎の被爆者手帳と同等の物を、福島の廃炉作業で働いておられた、そして今も働いておられる全ての廃炉作業員に提供して頂きたいです。
by kuroki_kazuya | 2015-09-04 06:15 | 東電 出鱈目 資本