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by 幸田 晋

おおさか維新 政党を私物化するのか

おおさか維新 
政党を私物化するのか


信濃毎日新聞 社説 11月04日(水)より一部

 自ら招いたともいえる混乱の中での新党立ち上げである。有権者の理解を得られるのか、疑問が募る。

 維新の党を離れた橋下徹大阪市長や国会議員らが、新党「おおさか維新の会」を結成した。

 橋下氏は5月の住民投票で大阪都構想が否決され、12月の市長任期満了で政界を引退することを明言していた。「市民に受け入れられなかった。間違っていた」とまで語っていた。

 なのに、新党の綱領には首都機能を担える副首都「大阪都」の創設などを明記した。自身が誤りと認めた政策に再び取り組むなら、有権者にきちんと説明する必要があるはずだ。橋下氏はその責任を果たしていない。

 さらに、結党大会後の記者会見で「法律政策顧問に挑戦したい」と述べ、引退後も新党に関わっていく考えを表明した。

 政治家にとって命ともいえる言葉を軽く扱っているようにみえてならない。こんどの新党も橋下氏の“個人商店”の色彩が濃い。政策顧問になれば、選挙を経ずに自身の考えを政治に反映させることもできる。陰から党や議員を操ることにならないか。

 このタイミングでの結党や強引な姿勢の背景には、今月22日投開票の知事・市長の大阪ダブル選がある。選挙に勝ち、中央集権打破を看板に、政界で生き延びたいのが本音とみられる。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-11-05 06:35 | 政治・議会