負け比べの行き着く先は大手新聞の「押し紙」問題である
2015年 11月 08日
みなさま、時間のアル時に
是非、「ブログ『天木 直人のブログ』」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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負け比べの行き着く先は
大手新聞の「押し紙」問題である
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年11月7日より転載
負け比べが終わらない。
JA全農が肥料をごまかしていたと思ったら、放送倫理・番組向上機構(BPO)なるものがNHKのクローズアップ現代をこれ以上ない強い表現でやらせだったと批判した。
もはやこれらの組織が何を弁解しても通用しないだろう。
社会的に影響力のあるこの国の主導的立場にある者たちが、このように負け比べをしているのだから、どんなに安倍政権が間違った政策を強行しても、批判できないのは当然だ。
そしてその負け比べの行き着く先は、大手新聞の「押し紙」問題である。
発売中の月刊情報誌「エルネオス」11月号で知った。
毎日新聞の腕利き元事件記者が押し紙を内部告発した「小説 新聞社販売局」(講談社)という本を出して、新聞業界に激震が走っているという。
さっそく買い求めて読んだが物凄い告発本だ。
押し紙とは、購読者がいないのに販売店に買取を強制している事を云うらしい。
その結果何が起きるか。
実販売数と公称販売数の乖離である。
ありていに言えば販売数の詐称、詐欺である。
その乖離が半端ではない。
毎日新聞の場合は5割を超えるという。
押し紙の何が一番問題か。
それは広告料が販売数で決まると言われているからだ。
つまり広告主から偽りの販売数を基準にして広告料を取っているのではないかということだ。
これが事実なら、れっきとした犯罪だ。
すべての大手紙が大なり小なり押し紙問題を抱えているとすればどうか。
しかも権力側はその事を知っている。
知っていながら取り締まろうとしない。
つまり大手紙は権力側に致命的な借りをつくったまま、ジャーナリズム、社会の木鐸、とい崇高な使命を期待されているのだ。
壮大な矛盾であり茶番だ。
この問題こそ、市民が検察審査会のようなものに告訴して強制捜査、強制起訴に持ち込まなければいけない問題だ。
そうなれば大手新聞はすべてアウトだろう。
負け比べの行き着く先は大手新聞の「押し紙」問題であると私が言う理由がそこにある(了)
*****
あらたな局面に入った
イスラム国との戦い
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年11月7日より転載
ロシア旅客機の墜落原因をめぐって米ロが情報戦を展開していると言わんばかりの評論が見られる。
これほど愚かな評論はない。
こんな馬鹿な評論をするものは、そのうちなんでもオバマが悪く、プーチンが正しいと言い出すに違いない。
挙句の果ては、イスラム国も米国がつくったやらせだと言い出すだろう。
そんなことを言っている余裕は我々にはない。
イスラム国との戦いを何よりも優先している米国が、イスラム国の思う壺になるような発言をするはずがない。
米国は今度の墜落事故がテロによるものであることを、本気でおそれているのだ。
もし爆発物が機内に持ち込まれたとすればどうか。
しかも自爆犯と一緒に手荷物で機内に持ち込まれたのではなく、貨物として機内に持ち込まれたものが爆発したとしたらどうか。
航空機テロ対策が格段に困難になる。
さすがのプーチンも、テロの仕業を恐れ出してすべての航空機の一時停止を言い出したらしい。
真相がどこにあるかが問題ではない。
テロのおそれが人々の心の中に拡散・定着する事が問題なのだ。
イスラム国は勢いづくだろう。
潜在的なイスラム国参入者が勢いづいて、イスラム国の動きがさらに活発化するだろう。
テロとの戦いはあらたな局面に入り、ますます解決困難な問題となっていく。
まだ遅くはない。
日本はこれ以上イスラム国との戦いに加担してはいけない。
日本とは関係のない無意味で不毛な戦いである(了)
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負け比べの行き着く先は
大手新聞の「押し紙」問題である
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年11月7日より転載
負け比べが終わらない。
JA全農が肥料をごまかしていたと思ったら、放送倫理・番組向上機構(BPO)なるものがNHKのクローズアップ現代をこれ以上ない強い表現でやらせだったと批判した。
もはやこれらの組織が何を弁解しても通用しないだろう。
社会的に影響力のあるこの国の主導的立場にある者たちが、このように負け比べをしているのだから、どんなに安倍政権が間違った政策を強行しても、批判できないのは当然だ。
そしてその負け比べの行き着く先は、大手新聞の「押し紙」問題である。
発売中の月刊情報誌「エルネオス」11月号で知った。
毎日新聞の腕利き元事件記者が押し紙を内部告発した「小説 新聞社販売局」(講談社)という本を出して、新聞業界に激震が走っているという。
さっそく買い求めて読んだが物凄い告発本だ。
押し紙とは、購読者がいないのに販売店に買取を強制している事を云うらしい。
その結果何が起きるか。
実販売数と公称販売数の乖離である。
ありていに言えば販売数の詐称、詐欺である。
その乖離が半端ではない。
毎日新聞の場合は5割を超えるという。
押し紙の何が一番問題か。
それは広告料が販売数で決まると言われているからだ。
つまり広告主から偽りの販売数を基準にして広告料を取っているのではないかということだ。
これが事実なら、れっきとした犯罪だ。
すべての大手紙が大なり小なり押し紙問題を抱えているとすればどうか。
しかも権力側はその事を知っている。
知っていながら取り締まろうとしない。
つまり大手紙は権力側に致命的な借りをつくったまま、ジャーナリズム、社会の木鐸、とい崇高な使命を期待されているのだ。
壮大な矛盾であり茶番だ。
この問題こそ、市民が検察審査会のようなものに告訴して強制捜査、強制起訴に持ち込まなければいけない問題だ。
そうなれば大手新聞はすべてアウトだろう。
負け比べの行き着く先は大手新聞の「押し紙」問題であると私が言う理由がそこにある(了)
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あらたな局面に入った
イスラム国との戦い
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年11月7日より転載
ロシア旅客機の墜落原因をめぐって米ロが情報戦を展開していると言わんばかりの評論が見られる。
これほど愚かな評論はない。
こんな馬鹿な評論をするものは、そのうちなんでもオバマが悪く、プーチンが正しいと言い出すに違いない。
挙句の果ては、イスラム国も米国がつくったやらせだと言い出すだろう。
そんなことを言っている余裕は我々にはない。
イスラム国との戦いを何よりも優先している米国が、イスラム国の思う壺になるような発言をするはずがない。
米国は今度の墜落事故がテロによるものであることを、本気でおそれているのだ。
もし爆発物が機内に持ち込まれたとすればどうか。
しかも自爆犯と一緒に手荷物で機内に持ち込まれたのではなく、貨物として機内に持ち込まれたものが爆発したとしたらどうか。
航空機テロ対策が格段に困難になる。
さすがのプーチンも、テロの仕業を恐れ出してすべての航空機の一時停止を言い出したらしい。
真相がどこにあるかが問題ではない。
テロのおそれが人々の心の中に拡散・定着する事が問題なのだ。
イスラム国は勢いづくだろう。
潜在的なイスラム国参入者が勢いづいて、イスラム国の動きがさらに活発化するだろう。
テロとの戦いはあらたな局面に入り、ますます解決困難な問題となっていく。
まだ遅くはない。
日本はこれ以上イスラム国との戦いに加担してはいけない。
日本とは関係のない無意味で不毛な戦いである(了)
by kuroki_kazuya
| 2015-11-08 06:15
| 日本の今後