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by 幸田 晋

安倍外交を窮地に立たせたロシアとトルコの対立

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安倍外交を窮地に立たせた
ロシアとトルコの対立


ブログ「天木 直人のブログ」  2015年12月1日より転載

 イスラム国に対する結束が重要な時に、思わぬ邪魔が入った。

 トルコによるロシア機撃墜がもたらしたトルコ・ロシアの対立のことである。

 どちらの言い分が正しいか、などということを詮索しても無意味だ。

 「戦争で真っ先に犠牲になるのは真実だ」というたとえ通り、どちらも自国の都合のいいことしか言わない。

 ウソでも本当と言い張るしかないからだ。

 この突然の対立に欧米諸国は戸惑ったに違ない。

 なにしろ、窮地に追い込むはずのイスラム国を喜ばすだけだからだ。

 しかし、一番戸惑ったには安倍首相に違いない。

 プーチンのロシアがイスラム国との戦いで欧米と協力すれば、念願のプーチン大統領の訪日の可能性もひらけてくる。

 自らホストする来年のサミットでプーチンを招待する可能性も出てくる。

 間違いなく安倍首相はそう思ったに違いない。

 それに冷水を浴びせたのがトルコによるロシア機撃墜事件だったのだ。

 しかし、もう一つ、安倍首相が戸惑っていることがある。

 ロシアとトルコの両国は、ともに安倍首相が重視し、プーチンやエルドアンとの親密な関係を自己宣伝してきた。

 それが本物なら、いまこそエルドアンとプーチンの仲を取り持つ仲介外交を行うべきだ、という声が出てくるからだ。

 現に、今日発売の週刊スバ最新号で勝谷誠彦がその通りの事を書いた。

 安倍首相はトルコとロシアの仲介が出来る首相だと。

 安倍首相支持派の勝谷としては褒めたつもりで書いたのかも知れないが、これは褒め殺しになる。

 同様の声が広がっていくと、さぞかし安倍首相は困るだろう。

 そう思っていたら、きょう12月1日の日経新聞を見て驚いた。

 なんと安倍首相は、みずから仲介を買って出たと宣伝したというのだ。

 すなわちCOP21でエルドアンと立ち話した際、「日本としてできることがあれば、プーチン大統領に伝えるので何でも言っていただきたい」と伝えたというのだ。

 これは見事な外交だ。

 いや、無能な外交を巧みにごまかした、見事なメディア工作だ。

 エルドアンが何と応じたか知らないが、いまのトルコ・ロシア対立を仲介できることは日本には出来っこない。

 しかし、言ったもん勝ちである。

 トルコとロシアとの対立はいずれ解決する。

 両国ともこれ以上の対立は続けたくないし、日本がやらなくても欧米が仲介の労を懸命に取るからだ。

 そして、いつの日かトルコとロシアの関係が改善するようになった時、安倍首相のあの時の仲介が役に立ったと宣伝すればいいのだ。

 それが本当かどうか、誰もわからない。

 誰もそんなことを気にしない。

 こういうこざかしいメディア工作だけは、安倍政権は目先が利くのである。

 わざわざそれをメディアに漏らすところがあざとい。

 それに乗せられた書いた日経新聞の記者は、安倍政権の手先か、さもなければジャーナリストとして愚鈍な記者か、どちらかである(了)

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対テロ対策でも明らになった
安倍と習近平の外交力の違い


ブログ「天木 直人のブログ」  2015年12月1日より転載

 テロを批判し、テロとの戦いへの連帯を叫び続ける安倍首相は、本当に愚かだ。

 日仏首脳会談でも真っ先にそれを繰り返している。

 その言葉が、仏の空爆を支持する事は明瞭だ。

 軍事力を使ってイスラム国を壊滅しようとしている仏の側に立つと言っているのだ。

 イスラム国との戦いに何の関係もない日本が、なぜそこまで言わなければいけないのか。

 そういう言うことが日本の為になるなら理解できる。

 イスラム国問題に貢献できるのなら意味がある。

 しかし、そのいずれでもない。

 日本がイスラム国問題の解決に役立つことはあり得ず、イスラム国の標的の危険に日本をさらすだけだ。

 これと対照的なのが習近平の中国だ。

 11月29日の産経が書いている。

 「中国政府はいかなるテロにも断固として打撃を加える」(習近平主席)と強い口調で非難するものの、空爆などの軍事行動に踏み切る気配はない、と。

 「問題は政治的に解決すべきだ。対話によって国際社会の人道主義支援を強化し、国際的な反テロ協力を強化する」と報道官が定例の記者会見で語ったと。

 日本よりもはるかにテロの犠牲者を出し、イスラム問題を内部に抱えている中国であるというのに、である。

 産経新聞のその記事は、中国は弱腰だと批判的に書いている。

 安倍首相も愚かなら、安倍首相を応援する産経も愚かだ。

 中国の国際広報誌である「環球時報」が書いている。

 「中国は長年対外戦争をしておらず、中国の土地勘もない。複雑な情勢に自ら入る必要はなく、実際にできる貢献をしていくべきだ」と。

 この言葉こそ、日本の首相が世界に発信すべき言葉である。

 安倍首相が習近平主席に外交で勝てないことが、対テロ問題についても見事に証明されたということである(了)
by kuroki_kazuya | 2015-12-02 06:15 | 日本の今後 | Comments(0)