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by 幸田 晋

「逆オイルショック」で原油は4年ぶり安値

「逆オイルショック」で
原油は4年ぶり安値


東洋経済オンライン 12月8日(火)22時30分配信より一部

 原油価格の下落が止まらない。11月27日、ウィーンで開かれた石油輸出国機構(OPEC)総会で、現在の日量3000万バレルの生産目標をOPECが維持し、減産を見送る方針を示すと、市場は敏感に反応した。

 12月に入ると、北海ブレント原油先物は一時70ドルの大台を割り、68ドルまで急落。6月のピーク111ドルから4割近く下落し、4年ぶりの水準にまで原油安が進行した。

 「オイルプレミアムが剥落し、2011年から続いた100ドル相場が終焉した」とみずほ総合研究所の主任エコノミスト・井上淳氏は言う。

・・・(中略)

■ シェールオイルの損益分岐点は1バレル50~80ドル

 背景にあるのは、米国のシェール革命だ。EIA(米エネルギー省情報局)によれば、米国のシェールオイル総生産量は14年に日量400万バレルを超え、米国の石油総生産量の半分近くを占める。15年にはサウジとロシアを抜き、世界最大の産油国になる見通しだ。「米国産シェールの大幅増産が続く中、サウジ一国が減産しても従来のように需給の引き締め効果が出ず、ただシェアを落とすことになりかねない」(井上氏)。

 原油安は米国産シェールの生産を停滞させるまで続くと見る向きも強い。「シェールオイル採掘の損益分岐点は1バレル=50~80ドルと幅があるが、地層が複雑で生産コストが高い井戸は70~80ドルと、足元の原油価格に対し採算割れしている」(日本総合研究所理事の藤井英彦氏)。

 右肩上がりの続いていた稼働リグ数が11月に入って減少に転じるなど、すでに米国のシェール開発には一部で原油安の影響が出始めた。原油価格の決定権をめぐり、米国とOPECが熾烈な争いを繰り広げている。


 これ以上の油価下落は、ベネズエラやナイジェリアなど新興産油国の財政悪化が確実だが、サウジは過去の蓄積で経済基盤に余裕がある。

 「米国産シェールとの耐久戦に入るのであれば、原油価格の長期低迷は避けられない。60ドル台前半までもう一段下落してもおかしくはない」(藤井氏)

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-12-09 06:25 | 対米 従属 | Comments(0)