スキーにはまっています。


by 幸田 晋

恥ずかしい国   鎌田 慧

恥ずかしい国   

鎌田 慧



たんぽぽ舎です。【TMM:No2665】
2015年12月16日(水)
地震と原発事故情報より一部

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┗■5.新聞より3つ
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 ◆恥ずかしい国   鎌田 慧

  「連合」ってなんだ。682万人の労働者が参加する「ナショナルセンター」。でもさっぱり存在感がない。経団連の影に隠れているわけではないようだが、控えめで前にでてこない。

 そのうち力を出すだろうと期待がないわけではないが、原発事故に伴い労働者が被ばくしても、集団的自衛権の行使容認が閣議決定されても、まるで眠りこけたままだ。

 原発や兵器産業の大企業が組織の重要部分を占めている。とはいえ、いのちと生活に無関心な労働組合ってなんだ。

 派遣労働者は死ぬまで派遣労働者という残酷な法律が作られた。今度は雇った労働者を経営者が気にくわなければ、勝手にクビにしカネを投げ与えてすむ、「解雇の金銭解決」が認められようとしている。これを止められない連合は誰と連合しているのか。

 「カネをもらって転職したら」と経営者はいいたいようだ。しかし「カネでない魂の問題だ」という労働者がいる。人間の尊厳、労働者のプライドをなめてはいけない。

 労組をつくろうとして解雇される「不当労働行為」もカネで解決されるなら、これはもう戦前の暗黒時代に逆戻り。いまでさえ、会社や上司にもの申すと、生意気、反抗的とクビにされがちだ。「カネさえ払えばいいだろう」。そんな恥ずかしい社会を「美しい国」というのですか、安倍さん。 (ルポライター)
    (12月15日東京新聞「本音のコラム」より)


 ◆戦争、原発 死線くぐる 2つの国策 怒りと無念 2度失った「安住の地」
  福島 満州に苦難の記憶重ね

  東京電力福島第一原発事故では多くの人が古里を失い、福島県では今も10万人以上が県内外で避難生活を送る。その中には、満蒙開拓団として旧満州(中国東北部)に渡り、死線をくぐって引き揚げた人たちもいる。戦争と原発。2つの国策は人々を翻弄し、怒りと無念さを残した。 (中略)
 福島県三春町の仮設住宅。全村避難が続く葛尾村から移り、独り暮らしを続ける岩間政金(90)は「国が手のひらを返せば全部がだめになる。むなしいもんだ」と、ため息をついた。(中略)
 それでも、より深刻なのは「原発だ」と言い切る。「放射能は目に見えないから戦えない。本当に厄介な代物だぞ」
 戦争も原発も「国が進めて庶民が犠牲になる」と実感する。仮設住宅では、老人の孤独死も珍しくない。それも犠牲者だ、と思う。「原発はいろんなものを壊したが、又動き始めた。これも国策なんだな」。冷たい北風を肌に感じながら、岩間は遠くの山に目をやった。その向こうには、気の遠くなるような廃炉作業が続く福島第一原発事故がある。
   (12月15日沖縄タイムス「私たちはどこへ 戦後70年」より抜粋)
by kuroki_kazuya | 2015-12-17 06:15 | 日本の今後 | Comments(0)