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by 幸田 晋

廃炉のごみ、行き場なく 敷地内に埋設も

廃炉のごみ、行き場なく 
敷地内に埋設も


玄海1号機廃炉計画申請 
解体で放射性廃棄物3000トン


佐賀新聞 2015年12月23日 11時35分より一部

 九州電力は22日、玄海原子力発電所(佐賀県東松浦郡玄海町)の1号機について、廃炉計画を国に申請した。来年度から解体を始める計画だが、放射性廃棄物の行き場はなく、一部では国の基準すら決まっていない。先行する原発では隣接地に埋める予定で、今後は「廃炉のごみ」の問題と直面することになる。

 玄海1号機の解体で出る廃棄物は、約20万2030トンと試算されている。廃棄物は放射能汚染レベル別に5段階に分類され、このうち発電機やタービンなど全体の98・56%(約19万9120トン)は、一般の廃棄物と同じ扱いで処分される。

 最も汚染レベルが高い「L1」に分類されるのは、制御棒など原子炉内にある構造物で、全体の0・05%(約100トン)。国は地下深くに埋める「余裕深度処分」をするとしているが、立地条件や施設の強度など技術的な基準は、現在も国の検討チームで議論が続いており、処分場は存在しない。

 原子炉内の水を循環させていたポンプや細管などは、汚染レベルが2番目に高い「L2」に分類される。全体の0・40%(約800トン)を占め、コンクリートで固めた浅い地下に埋める。原子炉格納容器外側のコンクリートや鋼板など全体の0・99%(約2010トン)となる廃棄物は、3番目の「L3」に分類され、コンテナなどに入れて浅い地下に埋めた後、おおむね50年管理する。

 しかし、L2、L3の廃棄物も行き場はない。これまで運転中に出ていた同レベルの廃棄物は、敷地内に保管しているほか、一部はドラム缶に入れて青森県六ケ所村の処分場に搬出している。ただ、国の事業許可上、発電時以外の廃棄物を持ち込むことはできないことになっている。

商用炉で国内初の廃炉を進める
東海発電所(茨城県東海村)では、

2001年から解体を進めているが、
隣接する社有地に
L3廃棄物を埋める事業許可を
今年7月に申請したばかり。

L2については解体に着手しておらず、
処分場も決まっていない。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-12-24 06:55 | 九電労組