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by 幸田 晋

賠償請求3億→32億円 東芝、不正会計で旧経営陣に

賠償請求3億→32億円 

東芝、不正会計で旧経営陣に


東京新聞 2016年1月28日 朝刊より一部

 東芝は二十七日、不正会計を主導した元社長ら五人に対し東京地裁に起こした損害賠償請求訴訟で、請求額を当初の計三億円から計三十二億円まで増やしたと発表した。同日付で同地裁に増額を申し立てた。また、交代を検討していた新日本監査法人の後任に、PwCあらた監査法人を選任することを明らかにした。

 金融庁からの命令で課徴金七十三億七千三百五十万円を同日納付したことや、不正会計問題を受けて修正した過去の決算を監査してもらうため、新日本監査法人に報酬二十億七千百五十万円を追加で支払ったことから、請求を増やした。元社長ら五人の関与の度合いに応じて、請求済みの三億円に加え、二十九億円を追加した。

 東芝は昨年十一月、社長を務めた田中久雄、佐々木則夫、西田厚聡(あつとし)の三氏と、いずれも副社長だった村岡富美雄氏、久保誠氏の五人に損害賠償を求めて提訴した。

・・・(中略)

<旧経営陣に対する損害賠償訴訟> 役員としての業務を怠るなど注意義務違反が認められ、会社が被った損害の発生と相当な因果関係があるとされた場合、企業が提訴したり、株主が提訴する。巨額の損害賠償訴訟では、旧日興コーディアルグループが3人に33億円を請求(2007年4月提訴、3億円弱の支払いで和解)やオリンパスが歴代取締役19人に36億円を請求(12年1月提訴、係争中)したケースがある。
by kuroki_kazuya | 2016-01-29 06:25 | 裁判