ひとりの投手をさらし首にしたナベツネ読売の大罪
2016年 03月 11日
みなさま、時間のアル時に
是非、「『天木 直人の公式ブログ』」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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ひとりの投手をさらし首にした
ナベツネ読売の大罪
「天木 直人の公式ブログ」 2016年3月10日より転載
高木京介という若い投手が野球賭博を認める記者会見を行った。
その一部始終をテレビで見た私は、なんともいえないやるせない気持ちと、こみ上げる怒りを抑えることができなかった。
これほど異様な記者会見を見た事が無い。
記者会見を取り仕切る者もいなければ、この種の記者会見では必ず立ちあう弁護士らしき者もいない。
突っ立ったまま、聞かれるままに、答えさせられていた。
まるでさらし者にされているようだった。
このような異様な記者会見をさせたものは誰か。
いうまでもなく読売グループのドンであるナベツネこと渡辺恒雄に違いない。
俺の顔に泥を塗ったこの野郎は、見せしめにしろ、そう命令したのだ。
しかし、ナベツネの読売はこれで終わった。
野球だけではない。
まともなメディアとしてもはや存続できないだろう。
野球賭博の背後に存在するのはこの国の組織犯罪だ。
しかも暴力団がらみだ。
そのことをもはや誰もが知っている。
それを暴くのがジャーナリズムの使命であるはずなのに、みずからが関与している事を知っていながら隠ぺいし、明るみになっても、本気で膿を出そうとしなかった。
さすがに今度ばかりは首脳そろって引責辞任の形を取らざるを得なかった。
ならば首脳がみずから雁首を揃えて記者会見で謝罪するのが、どの大企業もやってきたことなのに、それを逃げて、投手ひとりをさらし者にした。
組織のトップとしてあるまじき往生際の悪さだ。
しかし、この醜態は読売の問題だけでは終わらない。
いや、終わらせてはいけない。
プロ野球に天下りした検察OBも同罪だ。
天下りさせてもらった借りがあるから追及できない。
そして大手メディアは同業者を叩けない。
いつまでたっても暴力団を取り締まる事に出来ない警察もまた同じ穴のむじなだ。
これを要するに、高木京介投手の記者会見は、この国の権力者たちの不誠実を見事に暴いて見せてくれた。
権力者たちが、その悪行、失態を皆で共有し、かばい合って、最後は弱者をさらし者にして逃げようとする。
それはまさしく今の日本の権力構造の姿だ。
その根源こそいまの日本の政治の姿である(了)
*****
王毅外相に名指しで批判された
安倍首相
「天木 直人の公式ブログ」 2016年3月9日より転載
北京で行われている全国人民代表大会(全人代=国会)にあわせて中国の王毅外相はきのう3月8日、記者会見を行ったという。
それ報じるきょう3月9日の各紙で私が注目したのは日中関係の部分だ。
すなわち各紙は一斉に書いている。
対日関係改善は楽観できないと王毅外相が答えたと。
そして、その原因は日本の為政者にあると語ったと。
ここで王毅外相が為政者と言っているのは安倍首相の事である。
日経新聞は、王毅外相が「安倍政権が『あちこちで中国の邪魔立てをする』と批判し、」と書き、朝日新聞は「安倍政権への不満が強まっている」(中国外務省関係者」と書いている。
安倍首相を名指しで批判したのはイスラム国だった。
イスラム国ならまだ見過ごすことができる。
しかし中国の外相に名指しで批判されるのは外交上見過ごすわけにはいかない。
そこまで中国側の安倍首相に対する不満が高まっているということだ。
そしてこれは習近平主席の意向を代弁したものである。
ここまで名指しで批判された事を、安倍首相が知らないはずはない。
そして名指しで批判される事を許さないのが安倍首相だ。
かくして習近平の中国と安倍首相の日本は関係改善など望むべくもない。
こんな異常な日中関係は、安倍首相の前までの日本では考えられなかったことだ。
そしてどのような首相が安倍首相の後に来ても、日中関係がこれほどまでに悪くなることはないだろう。
それほど打つ手のない今の日中関係である(了)
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ひとりの投手をさらし首にした
ナベツネ読売の大罪
「天木 直人の公式ブログ」 2016年3月10日より転載
高木京介という若い投手が野球賭博を認める記者会見を行った。
その一部始終をテレビで見た私は、なんともいえないやるせない気持ちと、こみ上げる怒りを抑えることができなかった。
これほど異様な記者会見を見た事が無い。
記者会見を取り仕切る者もいなければ、この種の記者会見では必ず立ちあう弁護士らしき者もいない。
突っ立ったまま、聞かれるままに、答えさせられていた。
まるでさらし者にされているようだった。
このような異様な記者会見をさせたものは誰か。
いうまでもなく読売グループのドンであるナベツネこと渡辺恒雄に違いない。
俺の顔に泥を塗ったこの野郎は、見せしめにしろ、そう命令したのだ。
しかし、ナベツネの読売はこれで終わった。
野球だけではない。
まともなメディアとしてもはや存続できないだろう。
野球賭博の背後に存在するのはこの国の組織犯罪だ。
しかも暴力団がらみだ。
そのことをもはや誰もが知っている。
それを暴くのがジャーナリズムの使命であるはずなのに、みずからが関与している事を知っていながら隠ぺいし、明るみになっても、本気で膿を出そうとしなかった。
さすがに今度ばかりは首脳そろって引責辞任の形を取らざるを得なかった。
ならば首脳がみずから雁首を揃えて記者会見で謝罪するのが、どの大企業もやってきたことなのに、それを逃げて、投手ひとりをさらし者にした。
組織のトップとしてあるまじき往生際の悪さだ。
しかし、この醜態は読売の問題だけでは終わらない。
いや、終わらせてはいけない。
プロ野球に天下りした検察OBも同罪だ。
天下りさせてもらった借りがあるから追及できない。
そして大手メディアは同業者を叩けない。
いつまでたっても暴力団を取り締まる事に出来ない警察もまた同じ穴のむじなだ。
これを要するに、高木京介投手の記者会見は、この国の権力者たちの不誠実を見事に暴いて見せてくれた。
権力者たちが、その悪行、失態を皆で共有し、かばい合って、最後は弱者をさらし者にして逃げようとする。
それはまさしく今の日本の権力構造の姿だ。
その根源こそいまの日本の政治の姿である(了)
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王毅外相に名指しで批判された
安倍首相
「天木 直人の公式ブログ」 2016年3月9日より転載
北京で行われている全国人民代表大会(全人代=国会)にあわせて中国の王毅外相はきのう3月8日、記者会見を行ったという。
それ報じるきょう3月9日の各紙で私が注目したのは日中関係の部分だ。
すなわち各紙は一斉に書いている。
対日関係改善は楽観できないと王毅外相が答えたと。
そして、その原因は日本の為政者にあると語ったと。
ここで王毅外相が為政者と言っているのは安倍首相の事である。
日経新聞は、王毅外相が「安倍政権が『あちこちで中国の邪魔立てをする』と批判し、」と書き、朝日新聞は「安倍政権への不満が強まっている」(中国外務省関係者」と書いている。
安倍首相を名指しで批判したのはイスラム国だった。
イスラム国ならまだ見過ごすことができる。
しかし中国の外相に名指しで批判されるのは外交上見過ごすわけにはいかない。
そこまで中国側の安倍首相に対する不満が高まっているということだ。
そしてこれは習近平主席の意向を代弁したものである。
ここまで名指しで批判された事を、安倍首相が知らないはずはない。
そして名指しで批判される事を許さないのが安倍首相だ。
かくして習近平の中国と安倍首相の日本は関係改善など望むべくもない。
こんな異常な日中関係は、安倍首相の前までの日本では考えられなかったことだ。
そしてどのような首相が安倍首相の後に来ても、日中関係がこれほどまでに悪くなることはないだろう。
それほど打つ手のない今の日中関係である(了)
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by kuroki_kazuya
| 2016-03-11 06:25
| 日本の今後