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by 幸田 晋

「科学技術進んでも原発事故は起き得る」 ベラルーシのノーベル賞作家が警告

「科学技術進んでも原発事故は起き得る」 

ベラルーシのノーベル賞作家が警告


東京新聞 2016年4月26日 朝刊より一部

 旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故から二十六日で三十年。最大の被害を受けた隣国ベラルーシ共和国の作家で、昨年ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)=写真、共同=が共同通信のインタビューに応じ、「科学技術が進んでも原発事故はまた起こり得る」と、福島第一原発事故を念頭に警告した。

 チェルノブイリ事故で被害に遭った人々の証言を集めたノンフィクション作品などで知られるアレクシエービッチさんは、ベラルーシの首都ミンスクの自宅で「原発事故とは何か。三十年たってもその本質を理解している人はいない。私たちは今もこの問題の蚊帳の外にいる」と述べた。

ベラルーシは
事故で放出された放射性物質の
約六割が降下したとされ、

約二十万平方キロの国土の
13%が今も汚染されている。

汚染地域には
人口の一割超の約百十万人が住んでいる。


 「政権はチェルノブイリという言葉を使うのを事実上禁止している。事故を克服するのではなく、風化させて無かったことにしようとしている」

 一方で「私の本は、国内で出版できないが、ロシアから持ち込まれ少しずつでも読まれている。この流れは止めることはできない」とも。

 同じ原子力災害の第一原発事故に思いをはせる時、忘れられない言葉が頭をよぎる。

 二〇〇三年に講演で日本を訪れた時のことだ。日本の原発関係者から「チェルノブイリ事故は旧ソ連の人が怠惰だったから起きた。技術大国の日本ではあり得ない」と言われた。その八年後に第一原発事故が起きた。

 「二つの事故で分かったのは科学技術が進んでいても、真摯(しんし)な態度で管理していても原発事故は起こり得るということ。むしろ技術が進むほど、大きな事故につながるのではないか。人間が自然に勝つことはできないのだから」

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-04-27 06:35 | 核 原子力 | Comments(0)