スキーにはまっています。


by 幸田 晋

核廃絶よりも原発ゼロだと叫んだ小泉元首相

みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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核廃絶よりも原発ゼロだと叫んだ小泉元首相

「天木 直人の公式ブログ」  2016年6月1日より転載

 「トモダチ作戦」で被爆した元米兵に謝罪する為に突如として訪米した小泉元首相。

 この異常な行動について書くメディアは皆無だ。

 そう思っていたらついに見つけた。

 それがフジサンケイグループの週刊SPA!である。

 しかも称賛しているから驚きだ。

 先週号と今週号の二回に分けて詳細な特集記事を組んだ。

 先週号は小泉元首相の訪米の詳細報告だ。

 元米兵の前で謝罪するうちに感極まって落涙し、元米兵も驚いたという。

 救済・支援のための基金までつくるという。

 それをあたかも美談であるかのように書いている。

 そしていま発売中の週刊SPA!6月7日号だ。

 小泉元首相の単独インタビューを大きく掲載している。

 そこでは、安倍政権や原発や小泉進次郎のことなどを言いたい放題だ。

 その言いたい放題の中で私が注目したのは、やはり、原発に関する発言だ。

 オバマ大統領の広島訪問を聞かれて、こう答えている。

 「オバマさんの広島訪問はいいことだし、核廃絶の意思もすばらしい。しかし、オバマさんに言いたいのは、『核廃絶よりも原発ゼロのほうが簡単』だということ。米国と日本が手を組んで原発ゼロを進めたら、世界が変わりますよ・・・」

 たしかに原発ゼロは核廃絶よりも簡単かもしれない。

 しかし、こんな事を言うようでは元首相失格だ。

 それにしてもつくづく思う。

 これだけ日本をとりまく内外の情勢が深刻になり、日本国民の生活が苦しくなり、日本の政治が絶望的な状況にあるというのに、元首相であったことを忘れたかのように、まるで道楽のように原発ゼロだけを叫んで、誰からも批判されない。

 小泉元首相こそ勝ち組の筆頭だ。

 もっとも恵まれた政治家だ。

 それを許しているのがこの国の国民なのだ。

 安倍首相が気の毒に思えてくる。

 安倍批判を繰り返す自分が馬鹿らしく思えてくる(了)

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たった一日で終わった安倍の自民党支配

「天木 直人の公式ブログ」  2016年5月31日より転載

 驚いた。

 たった一日で、こんなにあっさりと、安倍首相の自民党支配が決まった。

 これで消費税増税再延長と衆参同日選の見送りは決まりだ。

 もちろんこれは八百長芝居ではない。

 選挙を前にして自民党が結束したのだ。

 安倍首相と創価・公明が、お互いに譲り合ったのだ。

 けだし、権力を持ったものたちの強みである。

 権力がすべてを優先させるということだ。

 しかも、安倍と麻生・谷垣らの対立は、明らかに安倍に分があった。

 消費税増税延長に反対する国民はいないからだ。

 国民生活より財政再建を優先する財務官僚。

 その財務官僚を押さえつける安倍首相に、国民は喝采を送るからだ。

 消費税増税を強行して参院選に臨む愚をおかせば、落選を恐れる議員は一斉に反発するからだ。

 しかし、これで安倍首相の東京五輪までの長期政権が決まったと見るのはまだはやい。

 安倍政権の政策的行き詰まりは何も変わらないからだ。

 しかもその行き詰まりはますますひどくなる。

 参院選の結果次第では、ふたたび自民党内で対立が再燃する。

 皮肉な事に、野党共闘が奏功し、自民党が予想以上に議席を減らすようなことになれば、自民党内での安倍・反安倍の対立が始まることになる。

 しかし、それはさらなる自民党政権の継続を意味する。

 自民党内での疑似政権交代によって、自民党は生き残るからだ。

 いまの野党では、野党共闘で勝っても負けても、野党に展望はない。

 野党共闘で勝っても、自公政権を倒すことはできない。

 野党共闘で負ければ、野党は壊滅する。

 どちらに転んでも、いまの野党のままでは自民党政権は続く。

 それにしても野党第一党の民進党は絶望的だ。

 千載一遇のチャンスを前にして、この期に及んでも、消費税増税に正面から反対しない、出来ない。

 だから経済失政ばかりを追及するしか芸がない。

 これでは国民はついてこない。

 どうせ分裂する民進党だ。

 早ければ早いほどいい。

 安倍自公政権と正面から対抗する全く新しい国民的な新党が出て来なくては、日本の政治に展望はない(了)
by kuroki_kazuya | 2016-06-02 06:15 | 核 原子力