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by 幸田 晋

<その先へ>原発事故「共犯」謝罪の行脚

<その先へ>原発事故

「共犯」謝罪の行脚


河北新報 9月26日(月)15時19分配信より一部

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00000021-khks-soci

◎元福島第1原発副所長 増田哲将さん=長野市

 8月24日、岩手県陸前高田市の普門寺。東日本大震災の津波で流された同市の「高田松原」の倒木で作った母子3体の地蔵を前に、般若心経を唱える男性がいた。

 長野市の山伏増田哲将さん(79)。増田さんの地元の善光寺には、普門寺の母子地蔵の家族で、出稼ぎに来たとされる父親の地蔵がある。善光寺では前日、地蔵を巡って子どもの健全育成を祈る地蔵盆が開かれた。

 「善光寺はにぎわっているのに、こっちは寂しいと思ってね。それで来たんです」。手には錫杖(しゃくじょう)、頭には漆塗りのかさ。サンダル履きの足が日に焼けている。

 増田さんは東北4県の被災地で巡礼路の整備を目指す一般社団法人「東北お遍路プロジェクト」(仙台市)の巡礼地の旅を続けている。昨年は福島県を巡礼。今年は宮城県を巡った後、普門寺に足を伸ばした。

 東京電力に勤務した。主な仕事は首都圏の電力供給地・福島県との折衝で、50~52歳の時に福島第1原発副所長を務めた。退職後、厳しい修行を積み、70歳で山伏になった。

 2011年3月、自宅で原発事故のニュースを聞いていた。現場で働いた経験から、職員たちが混乱しているのが分かった。「1号機に人が集中し、子どものサッカーのようだった。もっと2、3号機を守ることに力を注げば、放射能の放出量はずっと少なくて済んだ。人災だった」とみる。

 同年4月、東電が放射能汚染水を海に放出したことに衝撃を受けた。「漁業者のことが頭の片隅にもなかったのではないか」。漁業関係者が東電幹部に言った言葉が耳を離れなかった。「東電は問題が起きた時に裏切る。こんな会社とは別れよう」。そう決心した。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-09-27 06:53 | 東電 出鱈目 資本