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by 幸田 晋

動物ジャーナリストが指摘 東京にも「奇形生物」

動物ジャーナリストが指摘 

東京にも「奇形生物」


東スポWeb 10月10日(月)15時20分配信より一部

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161010-00000006-tospoweb-ent

 原発事故の爪痕が東京にも…。動物ジャーナリストの佐藤栄記氏(54)が東京の失われゆく自然の中でもがきながら生きる希少生物などを定点観察したドキュメンタリー映画「PHANTOM オブ PARADISE」を完成させた。
映像では、2年前から増えているという奇形生物の実態も判明。
“救出活動”を続ける佐藤氏は
「放射性物質が地中に蓄積していることが
原因の可能性もある」と重大指摘している。


 同作は9月25日、東京・杉並区の劇場で上映された。佐藤氏は2014年から東京都内の“秘境”に通い詰め、約170時間の撮影で、生物たちの姿を捉えた。

 舞台は東京・板橋の荒川河川敷。工場や野球場などに囲まれて突如出現する手付かずの草原だ。東京23区では珍しいチョウゲンボウやモズなどの鳥が飛来し、コウモリが群れで舞う。雨後の水たまりにはカエルやヤゴ、「東京都レッドリスト」に指定されていないものの、貴重なハイイロゲンゴロウの幼虫の姿もあり、まさに生物の楽園だ。

 佐藤氏は「生物が生きていくためには水が必要。池があればヤゴは羽化してトンボになれるが、水たまりでは数日で干上がって死んでしまう」と話す。水枯れしそうな場所に産みつけられた卵や幼虫を自宅で飼育し成虫にしてから“元いた場所”に戻す救出活動をたった一人で行っている。

・・・(中略)

 一方、気になる現象もあった。今回の長期観察で佐藤氏が見つけた生物の中に、羽が3枚しかなく飛べないウスバキトンボや、羽がぐちゃぐちゃに丸まって飛べないシオカラトンボ、複眼が陥没して飛べないアキアカネ、背骨が曲がったカダヤシ、片目が欠損したカエルなど奇形生物がいたことだ。

「羽化させた40匹中3匹のトンボが飛べないというのは割合として高い。2014年ごろから目や羽が欠損したり、羽化できずそのまま死んだりしている個体の報告が相次いでいる。放射性物質が地中に蓄積していることが原因の可能性もある」と佐藤氏はみている。

2011年3月、
東日本大震災の際、発生した
東京電力福島第1原発事故による
放射性物質汚染の影響が、
東京の生物に及んでいることが
考えられるというのだ。


 同作は希少生物が本当に“東京にはいない生物”になっていくさまを、貴重な映像資料で警告した骨太なドキュメンタリーだ。
by kuroki_kazuya | 2016-10-11 06:45 | 核 原子力