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by 幸田 晋

原発「3度目の住民投票」 新潟知事選 何が起きた

原発「3度目の住民投票」 

新潟知事選 何が起きた


東京新聞 2016年10月23日 朝刊より一部

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016102302000113.html

 新潟県に二十五日、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働に反対する知事が誕生する。先の知事選で、共産、自由、社民三党の推薦を受けた米山隆一氏(49)が、自民、公明両党推薦の候補に約六万票差をつけて初当選した。新潟の有権者はなぜ、再稼働反対派を選んだのか。 (山口哲人)

■自分の問題

 「知事選は再稼働の是非を問う『住民投票』の性格を帯び、県民が意思表明できる機会となった」。刈羽村の市民団体「原発反対刈羽村を守る会」メンバー武本和幸さん(66)はこう振り返った。

 新潟県では過去二回、原発を巡る住民投票が行われた。一九九六年には東北電力が巻町(現・新潟市西蒲区の一部)に計画していた巻原発の建設、二〇〇一年には柏崎刈羽原発へのプルサーマル導入の是非が問われた。いずれも反対派が勝利し、東北電と東電は計画の撤回に追い込まれた。

 今回の知事選は、原発をめぐる「三度目の住民投票」という意味合いがあった。過去二回は原発が立地する町村だけが対象だったが、今回は県内すべての自治体の住民が対象。
反対が上回った背景には
東電福島第一原発事故があると、
武本さんは指摘する。


 コメどころの南魚沼市では、事故後の一時期、放射線量が急上昇した。福島県から避難してきた約三千人は、今も新潟県内で暮らす。「原発は自分の問題だと感じる人が増え、知事選の結果を左右した」

■脱原発鮮明

 党内に再稼働を容認する議員を抱える民進党が自主投票となり、皮肉にも米山氏は脱原発を鮮明にすることができた。「市民連合@新潟」の共同代表を務める佐々木寛・新潟国際情報大教授(政治学)は「米山陣営は遠慮なく再稼働反対を主張でき、無党派層に浸透できた」と分析する。

 佐々木氏はこうも指摘する。「県民は原発を危険というだけでなく、中央の押し付けと感じた」

新潟県内に電力を供給するのは東北電力だ。
柏崎刈羽原発は
一二年以降、運転を停止しているが、
もし再稼働しても、電力は首都圏向けに提供される。

東電が政府と二人三脚で再稼働を急ぐ姿は、
中央の押し付けに映ったとみる。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-10-24 06:45 | 核 原子力 | Comments(0)