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by 幸田 晋

影の総理・今井尚哉総理秘書官が打った「サミットの大芝居」

影の総理・今井尚哉
総理秘書官が打った
「サミットの大芝居」


NEWS ポストセブン 11/8(火) 7:00配信より一部

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161108-00000011-pseven-soci

 安倍政権の大番頭として「影の総理」とも称される菅義偉・官房長官が、危機管理を一手に担っていることはよく知られている。しかし、官邸にはもう一人、表には姿を現わさない「総理の懐刀」がいる。経産官僚出身の今井尚哉・総理首席秘書官だ。

 首席秘書官は首相が政治任用するポストで、各省から派遣された5人の秘書官(事務秘書官)を束ねる。ジャーナリストの森功氏が語る。

「首席秘書官の役割は総理が何を任せるかによって異なる。過去、議員事務所のベテラン秘書から起用された“官邸の金庫番”もいれば、情報収集やマスコミ工作に長けた“お庭番”もいた。今井氏はホワイトハウスの大統領補佐官に近く、総理の政策アドバイザーとして経済財政政策から外交、解散・総選挙のタイミングまでシナリオを書いている。

 安倍晋三総理の側にいて実際に舵を握っている『本当の影の総理』は、いまや菅官房長官ではなく、今井秘書官といってもいい」

・・・(中略)

 安倍首相は7月の参院選を前に消費増税の再延期を考えていたが、前回の増税延期の際、「リーマンショックのような事態が発生しない限り増税を実施する」と断言した手前、口実を見出せなかった。麻生財務相や自民党執行部も再延期に強硬に反対していた。

 そこで今井氏は国際舞台で“大芝居”を打つ。サミットで「世界経済の指標がリーマンショック前に似ている」と分析した資料を配布し、各国首脳から疑問の声があがる中、安倍首相はそれを理由に党内の反対を押し切って消費増税の再延期を決定したのである。

 資料は今井氏ら経産省側がまとめたことから「今井ペーパー」と呼ばれ、直前に見せられた麻生財務相は異論があったものの、覆すことはできなかった。官邸詰めのベテラン政治部記者が語る。

「各省から派遣されている事務秘書官は担当する課題を今井氏に報告し、
総理には今井氏が報告する。
総理の日程も秘書官室がすべて管理しているから、
大臣でさえ今井さんを通さないと総理とサシで会えない。
いまや大臣、自民党幹部まで総理に相談する前に、
“今井秘書官はどう考えているのか”と
顔色をうかがうようになった」


※週刊ポスト2016年11月18日号
by kuroki_kazuya | 2016-11-09 06:15 | 権力 暴力装置 | Comments(0)