スキーにはまっています。


by 幸田 晋

危惧していたようにフクシマはチェルノブイリを確実に後追い

危惧していたようにフクシマはチェルノブイリを確実に後追い
  福島県立医大病院では血液内科の患者が急増しており、
  入院患者が入室待ちの状態

冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2932】
2016年11月14日(月)午後 08:55
地震と原発事故情報より一部

┏┓
┗■2.危惧していたようにフクシマはチェルノブイリを確実に後追い
 |  福島県立医大病院では血液内科の患者が急増しており、
 |  入院患者が入室待ちの状態
 |  子どもが病気にならないためにできるだけ早く移住してほしい
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

「フクシマはチェルノブイリを後追いしている。まだ始まったばかりで
す。」
—11月12日報告会「2016年夏子供たちの保養・チェルノブイリと福島」で
の黒部信一医師の話にショックを受けました。

 11月12日の報告会はチェルノブイリ子ども基金、未来の福島子ども基金
と生活協同組合パルシステム東京、3団体の共催でした。報告者は3人で
下記の通りでした。
1、チェルノブイリ子ども基金事務局長、佐々木真理さん
  チェルノブイリの子ども達の保養
  ベラルーシ・子ども健康回復センター「希望」
2、沖縄・球美(くみ)の里スタッフ、増田満里奈さん
  福島の子どもたちの保養「沖縄・球美の里」
3、未来の福島こども基金代表・小児科医・
  すずしろ診療所所長、黒部信一さん
  福島の現状・子どもたちの健康について

○佐々木真理さんは1997年にベラルーシの小児甲状腺がん患者の支援を始
めました。その後毎年夏にベラルーシ北部の「ナデジダ(希望)」という
名の保養所を訪れてレポートをしてくれています。ベラルーシには子ども
ための保養所が9か所ありますが、国の予算で運営する保養所が8か所
で、ナデジダはドイツ・日本などの国際ボランティアの支援する保養所で
す。職員が180人おり、子どもを一度に450人受け入れています。ここでは
主に重い病気の子どもが24日間保養(治療・教育含む)をしています。今
年多かった病気は脳腫瘍、目の腫瘍、白血病、血液病(血小板減少な
ど)、小骨盤の腫瘍、腎臓がんなどです。まだ甲状腺がんもあります。現
在の病気の子どもたちの数は、直接被ばくした親の世代よりも多いという
ことです。

○沖縄・球美の里は2012年夏に始まり4年と少し経ちました。増田満里奈
さんは福島から来た子どもを羽田飛行場で迎えて、那覇経由久米島に引率
しています。幼稚園児は母親と一緒に来ますが、小中学校生は子供だけで
参加します。球美の里のスタッフは6人だけですが、久米島の人たちが手
伝ってくれます。老人クラブ、高校生ボランティア、サンシンサークルの
人たちが子どもを楽しませて、支援してくれます。球美の里では甲状腺の
検診もしています。保養を始めて3年目から体調の悪い子どもが増えてい
るそうです。それまでは来るとき静かだった子供が皆元気になって帰って
いったのに、去年から熱中症など体調を悪くする子どもが増えているそう
です。

○黒部信一医師は総合小児科医師で内科医師でもあります。1991年から
チェルノブイリ子供基金の顧問医師として病気の子どもを支援してきまし
た。日本では学校でのレントゲンをやめさせる運動をやってきました。日
本は先進国ではずば抜けて医療検査被ばくによる癌の発症が多い国です。

 黒部さんのプレンゼンの内容は下記の通りです。
 「危惧していたように、フクシマはチェルノブイリを確実に後追いして
います。福島の子どもたちの変化は始まっています。子どもの甲状腺がん
はこれから増加します。球美の里に来る子ども達は当初は皆元気でした。
去年くらいから病気の子どもが増えています。病気でキャンセルする子ど
も出てきました。来てから病気になる子もいます。

 福島市・郡山市・いわき市北部はチェルノブイリの基準では強制避難地
区に当たりますが、日本政府は避難指示を出しませんでした。こうした人
口の多い都市で、甲状腺がん、白血病とその他の病気、そしてアレルギー
の子どもが増えています。発達障害の子どもも増えています。発達障害は
難しい病気で、球美の里では対応できないので参加を断っています。

 福島県の大都市ではこのため学級崩壊が起きているということも聞きま
す。福島県立医大病院では血液内科の患者が急増しており、入院患者が入
室待ちの状態です。大人の白血病や悪性リンパ腫も増えているようです。

 福島県はすべての医者が県立医大出身という特殊性があり、福島の人々
の病気の実態は隠されていますが、少しずつ明らかになっています。
 子どもが病気にならないためにできるだけ早く移住してほしい。それが
できない人は、親子で検診を受けて親子で保養に参加してほしい。母親は
一人で悩まないで、保養所などで母親同士で話し合い、出来ることをすべ
てやってほしい。
 そうして、国の予算で検診と保養プログラムが当たり前に実施されるよ
うにしなければならない。」

 黒部医師の話の内容は予想していたことではありますが、実際に起こっ
たと思うとショックでした。
by kuroki_kazuya | 2016-11-15 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)