スキーにはまっています。


by 幸田 晋

最近、地震が多い。原発は大丈夫か?−国民多数の声

最近、地震が多い。原発は大丈夫か?−国民多数の声
国民の心配・産経新聞の検証記事から考える

  柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)



たんぽぽ舎です。【TMM:No2950】
2016年12月6日(火)午後 10:04
地震と原発事故情報より一部

┏┓
┗■1.最近、地震が多い。原発は大丈夫か?−国民多数の声
 |  福島沖地震(M7.4)で東電福島第二原発の冷却水がもれた
 |  気象庁が警告する「もうひとつ大きな地震・津波」が来たら
 |  福島の原発は「耐えられるか?」
 |  国民の心配・産経新聞の検証記事から考える
 └────  柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.M(マグニチュード)7.4という大きめの地震(福島沖地震)が11月22日
東北地方をおそった。M7.4は、1995年1月の阪神淡路大震災(M7.3)より
もエネルギーは大きい地震だ。
 しかも、5年8カ月前の2011.3.11の東日本大震災(M9.0)の「余震」で
あること、今後もM8クラス、M7クラスの余震が心配されると気象庁は
いう。島村英紀(地震学者)氏によると、M9の大地震のあとは過去の経験
からみて100年位、M8クラスの余震がおきる可能性があるという。こわ
い。地震列島日本の現実だ。
 それで、ボロボロのあの福島第一原発の4基プラス2基が、そして福島
第二原発の4基(合計10基)が果たしてもつのか、誰もが不安を抱く。新た
なリスクに耐えられるか?

2.気象庁が警告・予測する「もうひとつ大きな地震・津波」=2011.
3.11のM9地震より1ランク下のM8クラスの地震・津波が発生したら、
果たして、東京電力福島第一、第二原発(10基)はもつのか、耐えられる
か?を産経新聞(11月26日)がのせている。
 その紹介と私見を述べたい。(他の新聞ではこういう記事はみなかった)
 産経記事は、4つの視点から検討している。
 1つは、原子炉建屋は壊れない? 2つは、燃料の冷却は? 3つは、
再臨界の可能性は? 4つは、最大のリスクは汚染水流出。全体として
は、東京電力のいい分(いいわけ)を多く紹介して福島原発のリスク=「心
配を減らそう」としているが、それでも文章のはしはしに「地震・津波再
び…福島第一は新たなリスクに耐えられるか?−かなり心配だ」と読める
内容だ。
 とくに4番目の一番リスクがあるのは(津波による)地下滞留水(汚染水)
の流出問題だと規制庁の安井正也審議官が断言している。福島第一の地下
などにたまった(放射能)汚染水は計約6万トン。

3.安倍政権=体制側にぴったりで、東電のいい分を大きく紹介の「大
甘」の産経新聞記事ですら、これだけの心配・不安をあげている。実態は
M8クラスの地震・津波が来たら福島第一、第二原発は大事故−大惨事に
なる。(東京も人が住めなくなる可能性が大きい−放射能で)どう防ぐの
か?
 許せないのは、福島原発の防潮堤が5年8カ月たってもいまだに「仮
設」ということだ。東電の安全経費をケチる体質のあらわれである。
 比較して、新潟県内の東電柏崎�刈羽原発の防潮堤は「仮設」ではなく、
本格的なものをつくった。こちらには大きな予算を投入して、福島の原発
には予算を投入しない=仮設のままの東電。これを報道しない、追及しな
いメディア(テレビ・新聞)の怠慢。福島県・安倍政権の怠慢ともども批判
されるべきだ。

4.「地震・津波・火山噴火の3大リスク大国の日本列島」の一番の安全
対策は何か?それは、危険なものは作らないこと、できたものは早く大災
害の前に廃止すること(原発を即やめること)だ。
 2011.3.11以来の5年8カ月の経過は原発電気ゼロで、日本はやれたとい
う事実だ。電気は原発ゼロですむ。火力、水力、自然エネルギーで電気は
つくれる。省エネ・節電で、安心−安全なエネルギーと社会をめざしたい。
 あいつぐ地震と原発事故におびえることから、おさらばしよう。

 週刊誌「女性自身」12月5日号は「中は100兆ベクレル!地震で不安視
される(東電福島第一)原発排気筒の倒壊リスク」を報じている。
 女性自身12/5(月)6:01配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161205-00010002-jisin-soci 

 「再稼働阻止全国ネットワーク」(5団体と個人)は、4年間持てる全力
で闘ってきた。福島支援−連帯と原発再稼働阻止の2本柱で。「福島第一
原発事故は収束していない」ことを肝に銘じ、福島を注視し、「ボロボロ
の4基が地震によって崩壊する」のをさけるため、福島現地の人々と共に
全力をつくそう。

☆参考文書:「『廃炉費用20兆円国民負担計画』の真相−もういいかげん
 にしませんか?」現代ビジネス11.29配信、町田 徹。なかなか参考にな
 る文章。
 最後の結論=「柏崎刈羽原発の再稼働を」はまちがっていると思うが、
 それ以外は、東電の体質の問題点を鋭く突いていて読みごたえあり。
 ご一読をおススメします。
  現代ビジネス11/29(火)11:01配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161129-00050318-gendaibiz-bus_all&p=1
by kuroki_kazuya | 2016-12-07 06:25 | 地震 大災害