スキーにはまっています。


by 幸田 晋

根室市長が北方領土視察団に参加できなかった驚愕の理由

みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>

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根室市長が北方領土視察団に参加できなかった驚愕の理由

「天木 直人の公式ブログ」  2017年7月16日より転載

 長谷川栄一という経産官僚出身の首相補佐官を団長とした官民合同調査団が北方領土を訪れたのは6月末だった。

 昨年暮れにプーチン大統領が訪日した時、北方領土返還交渉の成果の一つとして喧伝された日ロ共同経済開発のフォローアップとして派遣されたものだ。

 しかし、そもそもこの日ロ共同経済開発なるものは、北方領土返還交渉の失敗をごまかすために安倍首相が無理をしてでっち上げたアリバイづくりだったため、めぼしい成果もなく終わった。

 それどころか、北方領土問題についてのロシア側の強引さだけが目立った官民合同調査団だった。

 そのひとつとして、ロシア側が長谷川俊輔・根室市長が調査団に参加することを拒否したことがあった。

 とんでもない非友好的なロシア側の対応であったが、日本側はその事に対して抗議ひとつせず、しかもその時なぜロシア側が根室市長の参加を拒否してきたか不明だった。

 日本政府は明らかにせず、メディアはそれを日本政府に質そうともしなかった。

 それから一か月ほどたって、ついにその理由を共同通信が配信した。

 それをきょう7月16日の地方紙(下野新聞)が小さく報じた。

 ロシアのクリミア併合に対し、安倍首相は最後は欧米に協調して対ロ経済制裁に踏み切ったが、それに対するロシア側の報復制裁だったというのだ。

 日本政府は表向き、長谷川市長の不参加について「詳しい内容は説明できない」としているが、複数の日ロ外交筋が明らかにしたという。

 これが事実ならとんでもないことだ。

 安倍首相は「法の支配」の重視を繰り返す。

 「法の支配」の原則に基づいて行われているのが日本の北方領土返還要求であるとしたら、ウクライナ併合反対もまた「法の支配」の原則に基づいた外交だ。

 その外交に基づいた日本の対ロ制裁がロシア側によって逆制裁されているのだ。

 これほど「法の支配」に反したロシア側の対応はない。

 もはや、北方領土交渉は完全に行き詰ったということだ。

 こんな重要なロシアの長谷川根室市長参加拒否の理由のスクープを、大手メディアは一切報じようとしない。

 それどころか、きょう7月16日の産経新聞は一面トップで8月下旬に日ロ次官級協議が行われる事が分かったとデカデカと書いている。

 あたかも北方領土問題が進展するがごとくだ。

 安倍政権の行き詰まりに国民が気づかないはずである(了)

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石破茂は干され、岸田文雄は取り込まれると思う

「天木 直人の公式ブログ」  2017年7月16日より転載

 自民党の中で反安倍の動きが出てくるとすれば、その中心は石破茂か岸田文雄だと言われている。

 しかし、そのどちらでもないような気がする。

 石破茂は安倍首相から徹底的に排除され、干されると思う。

 ここにきて石破茂の安倍批判が度を越した感がある。

 今朝のTBS時事放談では、民進党OBの藤井裕久と一緒になって安倍批判をしている。

 安倍首相ならずとも、「許せない!」はずだ。

 批判だけならまだいい。

 7月15日の毎日新聞が書いている。

 民進党の前原誠司、原口一博、や松野頼久らが石破茂に憲法勉強会に招いたという。

 それが事前に報じられてあわてて欠席したという。

 自民党を裏切るような事をしている様では、自民党そのものからも排除されるだろう。

 一方の岸田文雄はどうか。

 7月15日の日経新聞が書いている。

 私は知らなかったのだが、岸田文雄は17年前の加藤紘一の乱を推進した加藤側近の若手議員だったという。

 政治の厳しさを間近で見た岸田は、首相の座に最も近い位置にいながら勝負を急ぎ、すべてを失った加藤紘一のことが頭から離れないという。

 「政治家としての生き方に様々な影響を与えた」と話すだけで多くを語らないという。

 これでは安倍首相とは戦えない。

 あっさり取り込まれるだろう。

 石破茂が干され、岸田文雄が取り込まれるようでは、安倍自民党は続く。

 8月3日に発足する内閣は、安倍政権の支持率回復を狙った自民党オールスター内閣になるのではないか(了)

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二重国籍情報開示を宣言した蓮舫民進党代表のオウンゴール

「天木 直人の公式ブログ」  2017年7月16日より転載

 つくづく馬鹿な事をしたものだと思う。

 都議会選の責任追及の一つとして、党内右派から突き上げられて、蓮舫民進党代表はついに自らの二重国籍問題について戸籍情報を公開すると言い出した。

 すかさず党内左派から、そんなことをすれば、日本国籍を取得した人に公開を強要する風潮を生みかねないと反発が起きた。

 朝日や毎日なども、都議選敗北の総括は他のところにあるのではないか、勘違いするなと批判的だ。

 その一方で、そもそも蓮舫代表の二重国籍問題を追及して来た産経など右翼は、「戸籍そのものではなく、台湾国籍を有していない事がわかる部分」の情報公開であるという蓮舫代表の発言をとらえて、それではごまかしだ、堂々と謄本を全面開示しろ、と更なる追及を強めている。

 突如として発表した蓮舫民進党代表の二重国籍情報公開の記者会見は、蓮舫代表のオウンゴールになるような気がする。

 安倍首相がここまで追い込まれている時に、党首みずから先に進退窮まるようでは、民進党はつくづく安倍首相にとって都合のいい野党であるということだ。

 今度こそ民進党はもうだめだろう(了)

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by kuroki_kazuya | 2017-07-17 06:05 | 日本の今後