ミサイル配備を日本の方から米国にお願いするとは驚きだ
2017年 03月 27日
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
ーーーーーーーーーーーーーー
ミサイル配備を日本の方から米国にお願いするとは驚きだ
「天木 直人の公式ブログ」 2017年3月26日より転載
共同通信が配信した。
米国と日本の外務・防衛閣僚協議(いわゆる2プラス2)が4月下旬に開かれ、そこで北朝鮮の脅威にどう対応するかが協議されるという。
そこまではいい。
すでに報道されていることだ。
私がその共同通信の配信の中で驚いたのは、日本の方から高高度ミサイル配備を米側に要請すると書かれていることだ。
政府筋が明らかにしたという。
これこそがまさしく安倍首相の愚かで危うい政策だ。
高高度ミサイル配備で中国と韓国の関係があそこまで悪化した。
韓国の場合は、朝鮮戦争が継続中だからまだわかる。
しかし、
日本が正しい外交をしていれば、
北朝鮮や中国が日本の脅威になることはあり得ない。
米国の手先になって
日米同盟を強化するから敵視されるのだ。
それなのに、事もあろうに日本から率先して米国に高高度ミサイルを配備してくださいとお願いする。
ただでさえ悪化する一方の中国との関係が決定的に悪化する。
こんな愚かな外交・安保政策があるだろうか。
国民は一刻も早く目を覚ました方がいい。
安倍政権は森友問題ではなく、その間違った政策の責任をとらせて辞めさせなければいけない。
森友問題は笑って見過ごす事ができても、外交・安保政策の誤りは国民の命と財産を一瞬にして奪う(了)
*****
オバマケア代替法案を成立させられなかったトランプの崖っぷち
「天木 直人の公式ブログ」 2017年3月26日より転載
就任後2か月あまりもたつというのに、何一つまともな政策を打ち出せないままのトランプの前途は極めて深刻である。
そして今回のオバマケア代替法案を成立させることが出来なかった事は、トランプにとって、その打撃ははかりしれない。
オバマケアの否定はトランプの最優先政策であったからだ。
そして、その理由が議会を説得できなかったことにあるからだ。
しかも、民主党を説得できなかったからではない。
民主党が反対しても、多数を占める共和党が賛成すれば成立させることができた。
オバマは共和党をまとめきれなかったのだ。
そして、その共和党は、日本では考えられないほど、医療保険制度改革で考え方の違いがある。
一方において、オバマケアの完全撤廃を求める声がある。
あの銃規制法の反対で見られるように、米国では自分の事は自分で守る、政府の干渉させない、という根強い自由主義、個人主義がある。
自分のおさめる税金を、自分の健康を守れないような奴らに使われてはたまらないというわけだ。
これこそが建国以来の米国の自立心であるとまで言われている。
しかし、今度のオバマケア代替案については、これでは無保険者が増えるという共和党の穏健派が強く抵抗した。
これもまた米国なのだ。
この米国の対立は根深い。
だからこそオバマも苦労したのだ。
オバマは医療改革法案を成立させることができたが、トランプは、議会を調整できなかった。
そして人徳のないトランプには、これからも調整力は期待できず、逆にすべてに妥協すればトランプでなくなる。
トランプ批判の米メディアはこう書いたらしい。
「トランプ氏は選挙活動の方が簡単だったと思い知ったことだろう」(ニューヨークタイムズ紙)
まさしく私が書いて来たとおりだ。
トランプの絶頂は、昨年11月9日に大統領選挙でクリントン候補を打ち破った時にあったのである。
サイコパスのトランプの事だ。
嫌気をさして大統領を辞めると言うだすかもしれない(了)
*****