スキーにはまっています。


by 幸田 晋

若狭でのアメーバデモ  報告「原発にたよらない町づくりをめざして地元から7人の発言」

若狭でのアメーバデモは原発立地の住民と
 琵琶湖の水を飲んでいる関西の住民が
 若狭の街角で原発への思いを交換する場

報告「原発にたよらない町づくりをめざして地元から7人の発言」

  木戸恵子(若狭の原発を考える会)


たんぽぽ舎です。【TMM:No3155】
2017年8月23日(水)午後 08:38
地震と原発事故情報
より一部


┏┓
┗■1.若狭でのアメーバデモは原発立地の住民と
 |  琵琶湖の水を飲んでいる関西の住民が若狭の街角で
 |  原発への思いを交換する場
 |  報告「原発にたよらない町づくりをめざして
 |  地元から7人の発言」
 └──── 木戸恵子(若狭の原発を考える会)

◎ 「ふるさとを守る高浜・おおいの会」の東山幸弘さん(高浜町在住)が、昨年
12月、高浜町音海地区が関西電力と高浜町に対し、高浜原発1、2号機の運転延
長に反対する意見書を提出したことについて、音海地区だけにとどまらず、多く
の高浜町民の支持を得ていると、地元の状況を語られた。

◎ 同会の宮崎慈空さん(おおい町在住)は、7月20日おおい町が実施した大飯原
発3、4号機に関する住民説明会の報告をされた。再稼働には福井県とおおい町
の同意が必要で、おおい町は説明会の内容、住民や町議会の考えを踏まえて可否
を判断する。
 当日は、200人程度が出席したが、一般公募で選ばれた住民はわずか20数名で、
大半は、町内の区長、商工会など各種代表者であった。住民からの質問には十分
に答えず、再稼働ありきの形だけの住民説明会となった。

◎ 美浜町議の河本猛さんは、経産省発表の核廃棄物処分地地図「科学的特性マ
ップ」について、地層が隆起し活断層も多い若狭の沿岸も「適性が高い地域」と
されたことに対し、住民は「核のゴミ捨て場になるのではないか」と不安や疑念
の声を上げていると報告された。また、町の財源を原発に頼っている限り、安易
な再稼働容認が続くと指摘され、原発依存から脱却する産業の一つとして、再生
可能エネルギーの普及促進を挙げられた。

◎ 敦賀市議の今大地はるみさんは、福井県・敦賀市・美浜町が、「もんじゅ」
廃炉にかかわる地域振興策について国へ要請に出かけるに先立って敦賀市が開い
た説明会は、姑息にも、非公開で原発推進派議員重視で行われたことが披露され
た。
 また、今年5月、福井地裁に高浜原発運転差し止め仮処分を、弁護士をたてず
に、「原発事故が起きて放射性物質が拡散されれば人格権が侵害される」として、
提訴したことを報告された。この仮処分申請は難しいものではないので、大いに
活用することを勧められた。

◎ 若狭町議の北原たけみちさんは、地場産業のひとつとして「コケ屋上緑化植
物」の栽培工場を紹介された。ヒートアイランド緩和効果などのある「コケパネ
ル」は、普及段階に入っていると報告された。

◎ 「原子力発電に反対する福井県民会議」代表委員の中嶌哲演さんは、福井県
の2017年度の一般会計当初予算案における歳入は、全体は前年度と比べて3%減
少したにもかかわらず、電源三法交付金や核燃料税などの原発関連歳入は過去
10年で最多になり、6.9%(326億円)を占めたこと、この福井県の歳入は、原発
立地の市や町の原発関連歳入(敦賀市:約49億円、美浜町:約28億円、高浜町:
約54億円、おおい町:約64億円)より圧倒的に多いことを資料を提示しながら指
摘された。
 なお、高浜町、おおい町の2017年度の原発関連歳入は、一般会計予算の55%、
63%を占め、本年度は大幅に増額したことも述べられた。

◎ 「若狭の原発を考える会」の木戸恵子は、若狭で行っているアメーバデモは、
原発立地の住民と琵琶湖の水を飲んでいる関西の住民が、若狭の街角で原発への
思いを交換する場であると紹介し、そこで聞いた地元の声を報告した。少しづつ
ではあるが、かつては見られなかった地元のみなさんの変化が感じられ、それに
希望をつなげたいとした。
(8月下旬にアメーバデモなどで配布する金曜行動チラシ-8/4高浜町での講
演討論会の報告-より抜粋)


┏┓
┗■2.北朝鮮ミサイルと原発
 └──── 上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]

◎ 北朝鮮のミサイルと関連づけて原発の危険性を指摘する議論があるが、もう
少し具体的に考える必要があるのではないか。原子力規制委員会の田中委員長が
2017年7月6日の高浜町意見交換会で「私なら東京に落とす」と発言して批判さ
れた。もともと信用されていないから批判の対象になったのだが彼が言っている
ことはそのとおりである。

◎ 以前から原子力規制行政に詳しい九州大学の吉岡教授も指摘している。かり
に北朝鮮が日本に被害を与えようと思ったら、わざわざ原発を壊してそこから放
射能を拡散させるなどという間接的な手段を使う必要はなく人口密集地に落とせ
ばミサイルの精度が相当に悪くても大被害が出るからである。
 吉岡教授は「相手側が原発そのものを標的にするのであれば最も効果的なのは
特殊部隊のような手段だ」と指摘している。

そして現在の原発は
そのようなリスクに対して何も対策をとっていない。(※1)


 現実的なリスクとしては、ミサイルの技術が未熟で予定した軌道を外れたり、
空中分解して破片などが落下するケースであるが、その場合には大気圏で燃え尽
きる可能性が高いし、残りがさらに原発に落下したとしても破壊的な損傷を与え
る確率はきわめて低い。それこそ推進派が以前に言っていたように隕石が落ちる
程度の確率であろう。

◎ 北朝鮮はグアム島周辺の30~40kmの公海上にミサイルを着弾させると示唆し
ている。大きく外れたら技術の未熟を露呈するだけだし、逆にグアムの陸上に落
下したら実弾頭を載せないカラ実験だといっても北朝鮮にとって破滅的な事態に
なる。それには3,500km飛んで数km程度の誤差に収まる精度が必要である。実態は
全く不明ながらもそのレベルの精度があると誇示しているのであろう。

 いずれにしても北朝鮮は文字通り日本は頭越しで「アメリカと対等に話をさせ
ろ」というスタンスであり、いくら日本国内の保守勢力が口先で勇ましいことを
言っても相手にされていない。

◎ なおミサイルが日本上空を通過してグアムその他に向かう場合には現在の日
本の体制では迎撃困難と関係者も認めている。(※2)


 さらには北朝鮮に自制的な選択を求めるには中国が決め手となるため、これま
で中国に対してさんざん威張り散らしていた保守勢力の論調が急速にしぼんでい
るのも滑稽だ。いずれにしても政権を変えるのが最も効果的な原子力防災対策で
はないか。

※1 2016年4月23日「福岡核問題研究会」資料
  http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/resources/yoshioka3.pdf
 これは非常によくまとまった資料なのでおすすめします。


※2 2017年8月22日BS日テレ「深層NEWS」で森本敏・元防衛相と伊藤俊幸
・元海将が発言


*****
by kuroki_kazuya | 2017-08-24 06:13 | 核 原子力 | Comments(0)