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by 幸田 晋

「電磁パルス攻撃」の脅威 上空の核爆発で日本全土が機能不全に

「電磁パルス攻撃」の脅威 

上空の核爆発で
日本全土が機能不全に


産経新聞 8/28(月) 10:00配信より一部

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000502-san-sctch

 北朝鮮が核兵器や弾道ミサイルで挑発を続けるなか、もう一つの深刻な脅威として「電磁パルス攻撃」の可能性が指摘されている。上空で核爆発を起こし、広範囲で都市機能を破壊するものだ。北朝鮮は既に攻撃能力を持つとみられるが、日本の対策はほぼ手つかずで、専門家からは懸念の声が上がる。(小野晋史)

 ■大規模停電の恐れ

電磁パルス攻撃は、
高度30~400キロの上空で
核爆発を起こして行う。

その際に生じたガンマ線が
大気を構成する窒素や酸素などの分子に衝突。

分子に含まれる電子がはじき飛ばされて
雷のような巨大な電流が発生するなどした結果、
強力な電波の一撃である
電磁パルスが地上に襲いかかる


 電磁パルスは送電線を伝ってコンピューターなどの電子機器に侵入。その電圧は5万ボルトに達するため、機器はIC(集積回路)の機能停止で損壊し、同時に大規模な停電も発生すると予測されている。核爆発に伴う熱線や衝撃波は、地上には届かない。

 影響範囲は爆発の高度や規模によるが、
高度100キロで
広島型原爆の3分の2に相当する
10キロトン(TNT火薬換算)の場合、
日本全土をほぼ覆う
半径約1100キロにも達する


 1962年に米国が北太平洋上空で行った高高度核実験「スターフィッシュ・プライム」では、高度400キロの宇宙空間での核爆発で電磁パルスが発生。爆心から1400キロも離れた米ハワイ・ホノルルなどで停電が引き起こされ、その威力が実証された。

 ■空から襲う“津波”

 現代社会は電気なしでは成り立たない。電磁パルス攻撃によって大規模な停電が発生し、公共インフラを支える電子機器が損壊すれば、都市機能はまひする。

 電話やインターネットなどの通信やガス、水道の供給が停止。飛行中の航空機が操縦不能になったり、電力を絶たれた原子力発電所が制御不能に陥ったりする恐れも指摘されている。

米国の専門家チームが
今世紀に入ってまとめたシナリオでは、
10キロトンの核爆弾が
ニューヨーク付近の上空135キロで爆発した場合、
被害は首都ワシントンを含む米国東部の全域に及ぶ。

損壊した機器を修理する人員や物資が
大幅に不足し復旧には数年を要し、
経済被害は
最悪で数百兆円に達する。

電磁パルスは健康に直接影響しないとされるが、
食糧不足や病気などで死傷者は
数百万人に上ると推定している。
 

元陸上自衛隊化学学校長の鬼塚隆志氏は「電磁パルス攻撃は宇宙から襲う津波のようなものだ。被害を完全に防ぐことは難しくても、備えを固めるなどして減災に取り組む必要がある」と強調する。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2017-08-29 06:45 | 軍事 | Comments(0)