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by 幸田 晋

電力 業種越え再編 首都圏向け販売新会社

電力 業種越え再編 

首都圏向け販売新会社


東京新聞 2017年9月8日 朝刊より一部

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201709/CK2017090802000124.html

 中部電力と大阪ガスは、首都圏向けに電気・都市ガスを販売する新会社を来年春にも設立する方向で調整に入った。
小売りの自由化で地域独占体制が崩れる中、
電気・ガス需要の三~四割を占める首都圏に
進出して生き残りを図る。

日本のエネルギー業界の
再編を加速させる
大型の提携構想が浮上した


 複数の関係者によると、両社は年内にも新会社設立で基本合意する構え。出資額は未定。新会社は、中部電が東京電力と設立した火力発電会社JERA(ジェラ)から電気を仕入れ、家庭向けの低圧、企業向けの高圧・特別高圧の両方を扱う。都市ガスは大ガスが東電、石油元売り最大手のJXTGと川崎市に新設する施設で製造するとみられる。東電とは電気・ガスの販売でライバル関係になるが、それぞれの製造については協力を得る。

 中部電と東電の火力発電所が二〇一九年度にJERAに統合することで、中部電は関東でも豊富な電源を得るが、営業拠点が少ない首都圏では自前での顧客開拓が難しい。大ガスと組むことでスケールメリットを発揮し、営業を強化する狙いがある。世界最大級のエネルギー会社で発電コストが安いJERAの受け皿となることで、電気料金の低減も見込める。

 一方の大ガスは、家庭向けガス販売に参入した関西電力に二十万件もの契約を奪われ、収益が圧迫されている。昨年販売を始めた電気も、原発再稼働による関電の値下げで先行きが見通せない。電気を分け合うパートナーを探す中部電と、関西以外で収益の柱をつくりたい大ガスの思惑が一致した。中部電は既に首都圏で電気を販売しているが、大ガスは電気・ガスともに首都圏で新規参入となる。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2017-09-09 06:33 | 九電労組