14年間別の箇所点検 原燃「異常なし」日誌に記載 再処理工場雨水流入問題
2017年 09月 10日
原燃「異常なし」日誌に記載
再処理工場雨水流入問題
デーリー東北新聞社 9/9(土) 11:09配信より一部
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170909-00010004-dtohoku-bus_all
使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で8月、壁面の配管貫通部分から雨水が流入した問題で、日本原燃は8日、配管を敷設する屋外の「配管ピット」の点検が未実施だった原因について、ピットの設置から14年間にわたり、作業員が誤って別のピットを点検していた、と発表した。原子力規制庁は「重大な問題」との認識を示し、保安規定違反に該当するかを調べている。
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原燃によると、配管ピットは毎日1回、地上の点検口から目視で内部を確認しなければならなかった。しかし、原燃は2003年の設置後から隣接する「ケーブルピット」を間違って点検し続け、結果についても「異常なし」と点検日誌に記載していた。
ピット内に直接入った点検も一切行わず、コーキングの劣化を把握していなかった。
だが、原燃は昨年12月、
北陸電力志賀原発(石川県)で原子炉建屋に雨水が流入した問題を受けた調査時、
規制庁に今回の貫通部について「止水に問題はない」と報告していた。
・・・(後略)