スキーにはまっています。


by 幸田 晋

老朽、被災の東海第二原発再稼働許さない  核武装直結施設「常陽」再稼働にも反対しよう! (下)

老朽、被災の東海第二原発再稼働許さない
  核武装直結施設「常陽」再稼働にも反対しよう! (下)

    渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3178】
2017年9月20日(水)午後 11:06
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.老朽、被災の東海第二原発再稼働許さない
 |  核武装直結施設「常陽」再稼働にも反対しよう! (下)
 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

        ※(上)は9/16発信【TMM:No3176】に掲載。

5.実効性のない避難計画

 集会の後、公園から約1.5km離れた国道245号線沿いの原電の周囲に移動し、
1100人で約1kmの「人間の鎖」は完成し、再稼働反対をアピールしました。
 その後、東海村コミュニティーセンターで現地のひとと交流会を持ちました。
 阿部功志東海村村議は、事故が起きた時どうやって大量のバスや運転手を確保
し、待機させるのか、全く具体策のない避難計画はずさんとさえいえない現実味
のないものだと批判しました。
 人口が密集している首都圏に一番近い原発東海第二原発は東京まで110kmです。
避難計画の策定が義務付けられる30km圏内(14市町村)には全国最多の96万人
が生活しています。

6.あわや第二の福島だった東海第二原発

 東海第二原発は来年で稼働40年になる老朽原発であるだけでなく、被災原発で
す。3.11の時、間一髪で助かったのは全くの偶然、幸運としかいいようがあ
りません。津波がもう2日早く来ていたら、あと70cm高かったら、福島第一原発
と同じ事態になっていたのです。
 3.11の後、非常用ディーゼル発電機3台が起動しましたが、東海港に津波
が襲来した後そのうちの1台が水に浸かり使用不能となりました。冷却パワーが
不足のまま2台の発電機で綱渡り的な運転を続け、3日半後にやっと原発は冷温
停止になったのでした。
 8月2日未明から朝にかけて関東地方6県で震度4を記録する地震が起きまし
た。両方とも震源は茨城県でした。関東地方が大正時代の関東大震災のような直
下型大地震に襲われる可能性も指摘されています。
 東海第二原発がいつ大地震に見舞われるかわかりません。東海第二原発再稼働
など決して許してはなりません。

7.隠されるプルトニウム研究の現場

 最後に、6月に5人がプルトニウム被ばくした大洗の原子力研究開発機構(原
子力機構)に向かいました。
 大洗の原子力機構は広い敷地の中に施設が点在していて、鬱蒼とした木々に囲
まれ外からは窺えません。外部の眼を拒絶しているようです。施設の表側はバス
乗車のまま周りを見ただけ、裏側はバスを降りてさつまいも畑の中を歩いて、数
100m先の排気塔を遠望しただけでした。
 6月のプルトニウム被ばく事故でプルトニウムを扱っていることがわかり、原
子力機構の大洗の施設がにわかに注目されるようになりました。
 原子力機構は文科省の管轄で国の税金で運営しているのに大洗の研究開発セン
ターは燃料研究などといっていても中身が公表されず、プルトニウムを使って何
をやっているのか国民はうかがい知ることができません。
 被ばくした5人の作業員のうち3人は、8月中旬まで放医研に入退院を繰り返
していました。最近放医研はマスコミへの公表を止めてしまい、マスコミの方も
追及しないようになってしまいました。
 ほんとうに軽微な被ばくだったのか、大いに疑問で作業員の今後の健康が心配
です。
 原子力機構の研究、開発はプルトニウムを扱うということで、国家機密の名目
の下秘密のヴェールに覆われてきました。市民が常に関心持って監視し、マスコ
ミにも報道を促していかなくてはと思います。

8.核武装に直結する「常陽」

 大洗の研究開発センターにはプルトニウム被ばく事故を起こした燃料研究棟の
そばに高速実験炉「常陽」があります。
 安倍政権は「もんじゅ」稼働は諦めたようですが、核燃サイクルを維持し、核
武装の技術的ポテンシャル(潜在能力)保つために、2007年の事故で停止したま
ま「死に体」だった稼働40年のこの老朽高速炉を復活させようとしています。

 「常陽」は1978~83年にブランケットに純度99.2%の戦術核兵器に最適な超高
純度プルトニウム約19kgを生産しました。
 この超高純度プルトニウムは、大洗の原子力機構の施設のどこかに使用済み燃
料として保管されていると思われますが、再処理して取り出せばすぐ核兵器の材
料になります。「常陽」は核兵器の潜在能力どころか核兵器製造施設そのものな
のです。

9.北朝鮮を口実に「非核三原則」なし崩しに

 今日北朝鮮のミサイル発射と核実験が日米韓だけでなく、世界の大きな問題と
なっています。長年日本の核武装を悲願とする安倍首相はじめとする右派はここ
ぞとばかり北朝鮮の核・ミサイルの脅威を煽っています。
 北朝鮮の核に対抗するためには日本も核を持つべきだという世論を作り出そう
としています。
 実際東京新聞の読者欄に66歳の主婦の意見として、日本も自分で自分の国を守
る守るためには核兵器も含めた手段を持つことが必要であるという趣旨の投書が
載りました。勿論まだ世論の多数にはなっていないでしょうが、じわじわとこの
ような意見が浸透しするのではという怖さを感じます。

 自民党の石破氏は早速、北朝鮮に対抗するために米軍の核を日本に持ち込むこ
とを検討したらどうかと発言しました。日本の核武装を切望している連中は大勢
いるでしょうが、国是としてかかげている非核三原則と核武装反対の強い世論の
前に核武装を表だって主張することを国会議員などの政治家は控えてきました。
 政府も建前ではあっても非核三原則の遵守を言い続けてきました。
 しかし石破発言は、米軍の核を持ち込みを突破口に非核三原則をなし崩しにし
て、なしにするものです。
 米軍の核持ち込みが日本自身の核保有になる可能性もあります。国是である非
核三原則の危機です。
 今こそ「常陽」再稼働と日本の核武装に反対し、非核三原則を守る世論を高め
ていかなければならないと思います。 (了)

(原発いらない!ちば9月号より許可を得て転載)


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┗■2.紹介~東京湾に浮かぶ2つの原子炉(米国原子力空母)に
 |  ついての歌
 |  2017年空母はいらないどこにも(原子力空母ヴァージョン)
 └──── 作詞;相馬正男 (一部改変2011年、2017年)

  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこの町にも
  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこの町にも

(1)呼んでもないのにやってきた 空母はいらないどこの町にも
  いつまで居るのか わからない 空母はいらないどこにも
  2つの原子炉どこにあるの 空母はいらないどこにも
  町の安全どこにあるの  空母はいらないどこにも
  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも

(2)どこまで行くのか日本海 空母はいらないどこにも
  北朝鮮に脅しをかけるのか? 空母はいらないどこにも
  最新ジェット機どこをねらう 空母はいらないどこにも
  最大空母はどこを守る 空母はいらないどこにも
  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも

(3)曲芸飛行をくり返す 空母はいらないどこにも
  無理な発着くり返す 空母はいらないどこにも
  船の中には原子炉2つ 空母はいらないどこにも
  中身は満タン放射能 空母はいらないどこにも
  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも  間奏(長)

(4)原子炉ゴミを出し続け 空母はいらないどこにも
  ゴミはいったいどこへ行く 空母はいらないどこにも
  やらない約束原子炉修理 空母はいらないどこにも
  3度も4度も約束破った
  ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこの町にも
    (アカペラで)空母はいらないどこにも
  空母はいらないどこにも 空母はいらないどこにも
   (終奏)


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┗■3.6/30刑事裁判公判に於いて明らかになった数々の事実と
 |  佐藤栄佐久元福島県知事抹殺が示すこの国の闇の深さ
 |  9/14東電株主代表訴訟第35回口頭弁論期日と報告集会と
 |  映画「『知事抹殺』の真実」に参加して
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 東電株主代表訴訟の主な被告である勝俣氏、武藤氏、武黒氏は6月30日に始ま
った刑事訴訟(業務上過失致死傷事件)の被告でもあります。
 その日の公判の冒頭陳述および証拠の要旨告知で現れた多くの事実をこちらの
民事訴訟に利用することができます。
 その新事実を大幅に取り入れて、従前の「事実経過表」に書き加えたものが証
拠として(準備書面26)提出されました。

 驚くべきは、書き加えられた事実の多さです。何年何月何日、どこでだれがど
うしたか云々、こと細かい証拠が並んでいます。6月30日の公判で被告は10メー
ターの防潮堤建設は決定したのではなく、単なる「試算だった」といったそうで
すが、2007年には社内の土木グループに検討させ、2008年には東電設計という子
会社にシュミレーションによる数字をださせて、その結果が南側だけでなく3方
向を囲う防潮堤建設という結論に至ったわけですから、「試算」にとどまったわ
けはありません。

 この日の証拠確認では、そうした結論に至ったことを示す多くのメールも出て
来ました。防潮堤の立体図・平面図も出てきました。驚くべきことに、これらの
事実は2011年夏には検察も政府も政府事故調も知っていたのです。東電の事故責
任とともに政府・検察の証拠隠蔽責任も厳しく問うべきです。
 その政府・検察は、福島第一原発事故が起こる前の2006年に、プルサーマル計
画に反対し、福島原発を長期に止めた当時の福島県知事佐藤栄佐久氏を全くので
っち上げで逮捕したのです。

 佐藤氏の実弟が経営する郡山の会社の移転に伴う土地取引を、福島県の木戸ダ
ム工事に絡めて、県知事の汚職に発展させたものです。
 東京地検特捜部は身近な関係者に過酷な事情聴取を繰り返し、ついには自殺未
遂者が出ました。弟さんは2から3時間しか睡眠時間がない取り調べを連日受け
たと話しています。こうして、佐藤栄佐久元知事は虚偽自白を迫られたのです。
 精神状態をおかしくさせて自白させる非人間的・憲法違反の取り調べの一例が
ここにもあったのです。

 佐藤栄佐久元知事は、原発のみならず、国の中央集権政策に反対し地方自治を
推進しようとしていました。検察は取り調べの中で「日本にとってよろしくない
から、いずれ抹殺する」と、弟さんに言ったそうです。
 佐藤栄佐久元知事にとって、家の周りを20人から30人のマスコミが連日囲んで、
まるで犯罪者のような雰囲気を作ったことも打撃になりました。マスコミを巻き
込んで冤罪を作っていくやり方は、松本サリン事件でも見られました。この国の
闇はまだまだ深いと思いました。

 なお、知事抹殺については、NO NUKES voice 12号に2つの記事があります。
1.対談 佐藤栄佐久さん(元福島県知事)×泉田裕彦さん(全新潟県知事)「福島
×新潟〈知事抹殺〉の真実」
2.報告 本間龍さん(著述家)「原発プロパガンダとは何か?佐藤栄佐久知事と
東電トラブル隠し」(本間龍さんは12月14日予定の「スペースたんぽぽ」学習会・
新ちょぼゼミの講師です) 

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by kuroki_kazuya | 2017-09-21 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)