スキーにはまっています。


by 幸田 晋

ますます原発推進の規制委員会となった 老朽原発審査前倒し(条件緩和)決定に怒る 

ますます原発推進の規制委員会となった
  老朽原発審査前倒し(条件緩和)決定に怒る

    柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3179】
2017年9月21日(木)午後 10:32
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.ますます原発推進の規制委員会となった
 |  老朽原発審査前倒し(条件緩和)決定に怒る
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

1.9月21日(木)の毎日新聞朝刊は次のように報じた
「…老朽原発審査前倒しに-規制条件を緩和…」と。
 現状は、3カ月前の申請だが、それを3年程前からOKに改悪するという中味。
20年延長問題(現行は40年、プラス20年で60年へ)は、原発事故を激増させる超危
険なやり方。利益第一主義のやり方。

2.原発は老朽化すると事故発生の確率がぐんと高まり、危険性はもっと高まる。
 原発に詳しい(関西)「若狭の原発を考える会」の木原壯林氏(京都工芸繊維大学
名誉教授)は、京都の反原発金曜行動で配布したビラでこのことを詳しく分析-説
明-されている。
  (その詳細は、金曜行動ビラ-2017.5.16と2017.6.22を参照)

3.たんぽぽ舎もこの問題のパンフレットを発行しています。
 とても参考になる小冊子です。ぜひご覧下さい。
 「信仰する原発の老朽化 原子炉圧力容器の照射脆化を中心に」
  B5判28頁 頒価400円 2010年刊
 やや古い出版ですが、今の老朽化原発の問題と危険を指摘しています。


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┗■2.〈原発なき社会〉を求める『NO NUKES voice』13号好評発売中
 |  創刊3周年記念総力特集としてこれまで以上に
 |  多彩な人たちが登場
 |  東京新聞社会部の望月衣塑子記者
 |  鵜飼哲さんの「反原発と反五輪」
 └──── 鹿砦社『NO NUKES voice』編集委員会

○ 鹿砦社『NO NUKES voice』13号が発売となりました。2014年8月に創刊した
本誌は今号で創刊3周年を迎えました。
 四半世紀超にわたって地道な運動を続けて来られたたんぽぽ舎の歩みに比べれ
ば、まだまだ赤子の歩みですが、たんぽぽ舎をはじめとする先達と共に〈原発な
き社会〉を求める人々のための媒体として今後もしぶとい〈持久戦〉を展開しま
す。

○ 今号は創刊3周年記念総力特集として、これまで以上に多彩な人たちに登場
していただきました。巻頭グラビアトップは、加計学園問題で教育行政の歪みを
証言した前川喜平さんと「ゆとり教育」エヴァンジェリスト、寺脇研さんの元文
科省官僚ツーショット。
残念ながら前川さんには原発取材はお断りされたものの、寺脇さんが「原子力村
と宇宙村」という文科行政・歪みの起源を存分に語ってくれました。

○ 特集の先陣を切ってくれたのは東京新聞社会部の望月衣塑子記者です。官邸
記者クラブで菅官房長官を問い詰めている望月記者は、原発報道でも第一級のス
クープ記事を報じた実績の持ち主です。しかも、驚くべきは子育てまっただ中で
ありながら、他の記者が真似できない地道な取材活動を続けていることです。望
月さんには3・11以後の自身の軌跡を丁寧に語っていただきました。

○ 『中村屋のボース』(白水社)等の著作で知られ、近代日本のアジア主義の
歴史に詳しい気鋭の政治学者、中島岳志さんには3・11以後の日本政治の潮流と安
倍政権への対抗軸を徹底的に掘り下げていただきました。14ページの長編インタ
ビューの主題は「脱原発こそ『保守』の論理である」。「保守」と呼ばれて戸惑
う読者は多いと思いますが、だからこそ必読です。

○ 中島岳志さんの論考と対比しながら読んでいただきたいのが鵜飼哲さんの
「反原発と反五輪」です。ジャック・デリダの翻訳等でも有名な鵜飼さんなので
取材は難解な言説に翻弄されると思いきや、過去の反原発運動の歴史を丹念に辿
りながらのお話しは平易でありながら貴重なトピック満載です。目下、官民・草
の根共同で進む2020年東京五輪の高揚キャンペーンがいかに虚妄で福島にとって
犯罪的なのか─。反原発と反五輪が合わせ鏡であることを改めて確認させてくれ
るタイムリーな論考です。

○ 他にもお伝えしたい記事が尽きないのですが、たんぽぽ舎の皆さんと共に編
む日本唯一の脱原発情報誌『NO NUKES voice』最新13号、ぜひともご購読お願い
いたします。
(鹿砦社『NO NUKES voice』編集委員会)
※詳細は下記「デジタル鹿砦社通信」を参照お願いいたします。
 http://www.rokusaisha.com/blog.php?p=22783

★たんぽぽ舎でも『NO NUKES voice』13号を扱っています。
 1部680円(送料100円)です。
 【定期購読:1年4回分(送料込み)2,700円】お申し込み歓迎です。
 
 ※『NO NUKES voice』13号の目次紹介は、9/15発信の【TMM:No3175】に
  掲載。


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┗■3.道半ばの噴火予知
 |  成功したのは「噴火の前には地震が起きた」という経験だけ
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その210
 └──── 島村英紀(地震学者)

 火山噴火予知に日本でもっとも成功した北海道・有珠山(733メートル)。この
前の日曜日に1977(昭和52)年の噴火から40周年の記念集会が地元で行われた。
 噴火が起きたのは8月6日。地元全員が避難していたので、この年の噴火では
犠牲者は出なかった。
 火山の北側には温泉や洞爺湖などの観光地が迫っている。観光シーズンだった
し、もし避難が遅れれば、大惨事になるところだった。
 この噴火予知が有利だったことがある。有珠山では噴火の前に有感地震(身体
に感じる地震)が起きてから1~3日で必ず噴火したことだ。
 1977年の噴火のときにも、32時間前から有感地震が起き、噴火が近いというこ
とが分かった。警告が出て、人々が避難していた。
 そのあと、2000年に起きた噴火でも、直前に有感地震があって、人々が避難し
た。このため犠牲者は出なかった。前回からは23年目の噴火だった。
 だが地震があっても噴火しなかったこともある。福島・磐梯山(1816メートル)
では、2000年に火山性地震が急増して一日400回を超えた。40年前にここに地震計
が置かれて以来、最も多い地震だった。しかし、磐梯山は噴火しなかったのだ。
 有珠山は360年前から7回、噴火を繰り返してきた。その間隔は短かく、比較的
一定だった。人々に「そろそろ次が・・」という心の準備をさせるのに役立って
いた。
 これはほかの火山ではいつもあることではない。もっと不等間隔の噴火が多い。
たとえば東京・三宅島はこの500年間、17~69年というまちまちな間隔で13回の噴
火を繰り返してきた。
 さらに、2000年の大規模な噴火はそれまでとは違った。噴火が10年以上ずっと
続いていて、17年後の今になっても、いまだに帰島できない人々がいる状態が続
いている。
 近年の有珠山では噴火予知に「成功」したものの、成功したのは「噴火の前に
は地震が起きた」という経験だけからの予知なのである。
 地下でマグマがどう動いて、どう噴火に至るのかというそれぞれの段階での学
問的な解明がまだ出来ていない。
 それに、有珠山でもいつも同じような噴火が繰り返されてきたわけではない。
2000年は小規模なマグマ水蒸気噴火、1977年は中規模なマグマ噴火だったが、二
回前の1943~1945年はマグマ噴火、三回前の1910年は中規模な水蒸気噴火と、噴
火の様式やその規模は一回ごとに違っている。
 もっと前の1822年の大規模な噴火では火砕流が出て約100人が犠牲になった。こ
の1822年の噴火と1853年の噴火は、その後の噴火よりもはるかに規模が大きく、
噴出物の量は東京ドーム250杯分を超えた。
 また、1663年の噴火はもっと大きかったが、その前には一万年もの長い休止期
があった。つまり、「間隔が短くて比較的一定」で噴火が起こり続けてきたのは、
近年だけなのである。
 一般的な噴火予知への道はまだ遠いと言うべきだろう。

(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より
 2017年8月11日の記事)

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by kuroki_kazuya | 2017-09-22 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)