スキーにはまっています。


by 幸田 晋

東海村JCO臨界事故から18年  原子力行政、政府の無責任さを追及

東海村JCO臨界事故から18年
  原子力行政、政府の無責任さを追及
  今年も経産省別館前で追悼と抗議

     坂東喜久惠 (たんぽぽ舎)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3186】
2017年9月30日(土)午後 09:19
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.東海村JCO臨界事故から18年
 |  原子力行政、政府の無責任さを追及 今年も経産省別館前で追悼と抗議
 └──── 坂東喜久惠 (たんぽぽ舎)

 本日9月30日(土)午前10時から資源エネルギー庁が入っている経産省別館前で、
東海村JCO臨界事故(1999年)から18年目の「追悼と抗議」の集会が開催されました。
 土曜日なので通行人は平日に比べ少ないのですが、参加者30名はしっかり多岐の
問題について訴えました。
 たんぽぽ舎柳田真共同代表の挨拶で、JCO臨界事故での当時の政府の住民に
対する無責任さと、現在の状況を踏まえ原子力行政についての問題点を発言。
 事故当初より長年抗議を続けてきたアツミマサズミさんより、事故の経過を
中心に国の無責任さを追及。山谷労働者福祉会館運営委員会の藤田五郎さん
他からは、労働者被ばくや、福島第一原発の事故現場等での労働者の置かれて
いる現状などを実感を持って訴えられました。
 たんぽぽ舎山崎久隆さんからは、前半JCO事故と大洗のプルトニウム
被ばく事故について、後半は日本の核武装疑惑と核燃サイクルについて
提起され、核燃料再処理も高速炉もやめるべきだと抗議。
 10時35分(事故発生の時間)に1分間の黙とうと、白菊の献花を行いました。


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┗■2.不当判決!9/22千葉地裁原発訴訟判決
 |  原発は事故が起きたら甚大な被害が予想される(実際に福島でそうなった)
 | それを国策として進めてきた国の責任を免罪した、何のための規制権限か
 └──── 鴨下祐也(いわきから東京に避難中)

◎ 東電福島第一原発事故の被害救済を求めて、千葉地裁で争われていた千葉県
原発訴訟(以下千葉訴訟)の判決が下った。残念ながら不当判決と言わざるを
得ない内容である。この判決の問題点を私個人の見解として述べさせて頂きます。
 原発事故の損害賠償を求める裁判の論点は、責任論と損害論に分けることが
出来ます。

◎ 責任論の視点では、国と東電に同等の責任を認めた前橋地裁判決から、大きく
後退したと言わざるを得ません。
 千葉訴訟の判決では、東電の責任は認めていますが、国の責任(規制権限
不行使)を否定しました。津波の予見は出来た。遅くとも、平成18年の時点で、
敷地高を越える津波は予見できた。ここまでは、国の主張を完全に退けています。
 しかし、結果回避措置の内容と時期については、専門的判断による・・・
経済性の観点から津波対策を後回しにしたが、これは仕方が無い、と判断されて
しまいました。
 事故が起きたら甚大な被害が予想される(実際にそうなった)原発を、国策として
進めてきた国の責任はそんなに軽いのでしょうか。
 危険な発電方式である原発を、あえて許可し、監督している国の幼稚な言い訳を、
千葉地裁の阪本裁判長は認めてしまいました。
 原発稼働の許可を出すという行為が、極めて重大な危険と責任を伴うことを国は
誤魔化したいのでしょう。原告に限らず全ての被害者救済するための施策(立法)を
目指す私たちとしては、国の責任を認めさせることは、外せません。
これは、今後、結審・判決が続く、全国の訴訟の課題となりました。

◎ 損害論の部分では、避難慰謝料の他の精神的苦痛に対する慰謝料として
「ふるさと喪失」が初めて認められた点は限定的とは言え評価出来ます。
 しかし、阪本裁判長が認めた「ふるさと喪失」は避難指示の線引きの中だけ
でした。汚染も被害も線引きや県境と関係なく広がっている事実を無視した判決です。
 私は山菜狩り、キノコ狩り、潮干狩りを何の迷いも無く楽しめる「いわきを喪失」
しました。
 被曝の危険、深刻な核汚染が線引きを越えて今もなお続いている現実を、改めて
訴えて国、東電に認めさせる事が課題となりました。

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by kuroki_kazuya | 2017-10-01 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)