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by 幸田 晋

韓国式原子炉「APR1400」、欧州への輸出資格獲得

(朝鮮日報日本語版)
韓国式原子炉「APR1400」、
欧州への輸出資格獲得


朝鮮日報日本語版 10/10(火) 8:17配信より一部

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171010-00000624-chosun-kr

 韓国水力原子力は9日、韓国式の新型原子炉モデル「APR1400」を欧州の安全基準に合わせて開発した輸出用モデル「EU-APR」標準設計が欧州事業者要件(EUR)認証を獲得したと発表した。

これにより、同モデルは欧州向け輸出の道筋が付いたことになる。

APR1400は今年6月、米原子力規制委員会(NRC)の設計認証審査も事実上通過している。

 韓国が独自技術で開発したAPR1400は、新古里原子力発電所3号機に採用され、昨年12月に商業運転を開始した。工事再開をめぐり、論議が進む新古里原発5・6号機にも採用され、アラブ首長国連邦(UAE)に輸出したモデルでもある。EUR認証は英国、フランス、ロシア、チェコなど欧州圏12カ国14社の原発事業者で構成される欧州事業者協会が安全性、経済性などを審査するもので、同認証の獲得は欧州地域への「原発輸出免許」を取得したことを意味する。

韓国はフランス、ロシア、米国、日本に続き、5番目に認証を受けた。競合する中国はまだEUR認証やNRC認証を取得していない。

最近、英国、チェコ、スウェーデン、ポーランドなど欧州では、既存の原発に代わる新型原発の需要が拡大している。

韓国水力原子力は「EUR認証獲得でチェコ、ポーランドなど原発導入を推進する欧州各国での受注可能性が高まった。欧州だけでなく、同様の技術要件を求める南アフリカ、エジプトなどにも原発輸出が可能になった」と説明した。

しかし、原発業界からは韓国が技術的に優位に立っているにもかかわらず、任期5年の文在寅(ムン・ジェイン)政権による「脱原発」政策で今後30年間に600兆ウォン(約59兆円)規模と予想される世界の原発市場を逃しかねないと懸念する声も聞かれる。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2017-10-11 06:25 | 核 原子力