玄海原発30キロ圏にヨウ素剤配布 佐賀県、対象拡大
2017年 10月 20日
佐賀県、対象拡大
佐賀新聞 10/19(木) 14:03配信より一部
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171019-03137674-saga-l41
九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に関連し、重大事故時の甲状腺被ばくを軽減する安定ヨウ素剤について、佐賀県は18日、原発から半径5キロ圏内(PAZ)だった事前配布の対象を、5~30キロ圏(UPZ)に住む一部住民にも拡大すると発表した。緊急時に受け取りが困難な高齢者や障害者とその家族などが対象で、来年1月13日から配布説明会を開く。
県は避難計画との整合性を検討し、避難時の移動手段がない高齢者や障害者には事前配布すべきと判断し、国や市町と協議を進めてきた。
配布説明会は玄海町、唐津市、伊万里市で開催する。医師による問診や、薬剤師による服薬指導、飲み合わせの確認などを行い、安定ヨウ素剤を配る。11月1日から2回に分けて事前配布の申請を受け付ける。
安定ヨウ素剤は国の交付金で既にUPZの人口約19万人の3倍の量を各市町の公共施設などに備蓄している。各市町が11月に発行する広報に案内チラシを折り込み、UPZ全世帯に周知する。
・・・(後略)