ニューズウィークに誤報を書かせた米軍幹部の殺し文句
2017年 11月 07日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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ニューズウィークに誤報を書かせた米軍幹部の殺し文句
「天木 直人の公式ブログ」 2017年11月6日より転載
発売中のニューズウィーク日本版最新号(11月7日号)に、「東アジアサミットの欠席は大失策だ」という特集記事が掲載されている。
その要旨はこうだ。
ホワイトハウスは11月14日にフィリピンで開かれる東アジアサミットにトランプ大統領が参加せずに、ティラーソン国務長官に代役を任せる事を確認した。
しかし、これは大きな間違いだ。東アジアサミットの欠席によって、中国の東アジアにおける圧倒的優位を認める事になると。
この記事を読んだ時、私もそうだと思った。
こんな失策をおかすとは。
やはりトランプ大統領は外交音痴だ。
そう思っていたら、アジア歴訪の直前に最終的の発表されたトランプ大統領の日程は、トランプ大統領が東アジアサミットに参加する事で落ち着いた。
ニューズウィークがその記事を書いた時点では、間違いなくホワイトハウスは東アジアサミット欠席を考えていたに違いない。
その後の情勢の変化で、結果的にニュースウィークが誤報記事を書く羽目になったのだ。
果たしてトランプ政権内部で何が起きたのか。
私はこの理由をあらゆるメディアを注視して探した。
そして、ついにきょう11月6日の日経新聞に、その答えと思しき記事を見つけた。
その記事にはこう書かれている。
・・・ニューヨーク・タイムズ紙によると、米軍幹部は歴訪の出発前、アジアの巨大な地図をトランプ氏に見せてブリーフィングしたという。トランプ氏は大統領選中、駐留米軍の経費負担を問題視したが、「米軍はアジア諸国の為でなく米国の利益のためにアジア展開していると理解してもらうため」という政府高官のコメントを紹介した・・・
まさしくこれだ!
外交音痴のトランプを口説くのは簡単だ。
「米国の利益の為になる」
これこそがトランプへの殺し文句だ。
トランプ大統領がここにきてやたらに日米同盟を礼賛するのも、米軍幹部が、在日米軍は米国の為であるという説得が奏功したのである。
知ってか知らずか、そんなトランプ大統領と、「同盟をより偉大に(MAKE ALLIANCE EVEN GREATER)」と喜ぶ安倍首相は、とんでもない日本の首相であるということである(了)
*****
安倍・トランプの蜜月を笑って見ているだけでいい
「天木 直人の公式ブログ」 2017年11月6日より転載
イバンカの歓待からはじまって、トランプとのゴルフ外交に続く安倍首相のパフォーマンスぶりと、それをもてはやすメディアの安倍・トランプ蜜月の追従記事の嵐をどう見たらいいのか。
たまりかねた日刊ゲンダイが私にコメントを求めて来た。
安倍批判の急先鋒である私に、この際徹底的に酷評してもらおうというわけだ。
その期待を裏切るように、私は電話口でこう答えた。
いいんじゃないの。
トランプ父娘にここまで好かれる安倍首相はたいしたものだ。
美女に好かれるのは羨ましい。
米国大統領にここまで褒められる日本の首相は後にも先にもいない。
いまは素直にそう認めておけばいい。
腹を立てるだけ損だ。
トランプのアジア歴訪が終わったころにはボロが続出していると思って、いまは笑って見ているだけでいいのだ、と。
果たして日刊ゲンダイの記者は、この私の答えに満足しただろうか。
きょうの紙面でどう書くだろうか。
そう思っていたら、今朝の報道でソウル発共同が教えてくれた。
韓国の聯合ニュースは5日、韓国大統領府高官の話として次のように報じたと。
すなわち、9月の米ニューヨークでの日米韓首脳会談で、韓国の在寅文大統領が「米国と韓国は(軍事)同盟を結んでいるが、日本は同盟相手国ではない」と発言したと。
これに対しトランプ大統領は「理解する」と応じたと。
そのトランプ大統領が日本に来て、日米同盟をこれ以上のものはないと礼賛する。
これがトランプ大統領なのだ。
安倍・トランプの関係はその程度だということである(了)
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ニューズウィークに誤報を書かせた米軍幹部の殺し文句
「天木 直人の公式ブログ」 2017年11月6日より転載
発売中のニューズウィーク日本版最新号(11月7日号)に、「東アジアサミットの欠席は大失策だ」という特集記事が掲載されている。
その要旨はこうだ。
ホワイトハウスは11月14日にフィリピンで開かれる東アジアサミットにトランプ大統領が参加せずに、ティラーソン国務長官に代役を任せる事を確認した。
しかし、これは大きな間違いだ。東アジアサミットの欠席によって、中国の東アジアにおける圧倒的優位を認める事になると。
この記事を読んだ時、私もそうだと思った。
こんな失策をおかすとは。
やはりトランプ大統領は外交音痴だ。
そう思っていたら、アジア歴訪の直前に最終的の発表されたトランプ大統領の日程は、トランプ大統領が東アジアサミットに参加する事で落ち着いた。
ニューズウィークがその記事を書いた時点では、間違いなくホワイトハウスは東アジアサミット欠席を考えていたに違いない。
その後の情勢の変化で、結果的にニュースウィークが誤報記事を書く羽目になったのだ。
果たしてトランプ政権内部で何が起きたのか。
私はこの理由をあらゆるメディアを注視して探した。
そして、ついにきょう11月6日の日経新聞に、その答えと思しき記事を見つけた。
その記事にはこう書かれている。
・・・ニューヨーク・タイムズ紙によると、米軍幹部は歴訪の出発前、アジアの巨大な地図をトランプ氏に見せてブリーフィングしたという。トランプ氏は大統領選中、駐留米軍の経費負担を問題視したが、「米軍はアジア諸国の為でなく米国の利益のためにアジア展開していると理解してもらうため」という政府高官のコメントを紹介した・・・
まさしくこれだ!
外交音痴のトランプを口説くのは簡単だ。
「米国の利益の為になる」
これこそがトランプへの殺し文句だ。
トランプ大統領がここにきてやたらに日米同盟を礼賛するのも、米軍幹部が、在日米軍は米国の為であるという説得が奏功したのである。
知ってか知らずか、そんなトランプ大統領と、「同盟をより偉大に(MAKE ALLIANCE EVEN GREATER)」と喜ぶ安倍首相は、とんでもない日本の首相であるということである(了)
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安倍・トランプの蜜月を笑って見ているだけでいい
「天木 直人の公式ブログ」 2017年11月6日より転載
イバンカの歓待からはじまって、トランプとのゴルフ外交に続く安倍首相のパフォーマンスぶりと、それをもてはやすメディアの安倍・トランプ蜜月の追従記事の嵐をどう見たらいいのか。
たまりかねた日刊ゲンダイが私にコメントを求めて来た。
安倍批判の急先鋒である私に、この際徹底的に酷評してもらおうというわけだ。
その期待を裏切るように、私は電話口でこう答えた。
いいんじゃないの。
トランプ父娘にここまで好かれる安倍首相はたいしたものだ。
美女に好かれるのは羨ましい。
米国大統領にここまで褒められる日本の首相は後にも先にもいない。
いまは素直にそう認めておけばいい。
腹を立てるだけ損だ。
トランプのアジア歴訪が終わったころにはボロが続出していると思って、いまは笑って見ているだけでいいのだ、と。
果たして日刊ゲンダイの記者は、この私の答えに満足しただろうか。
きょうの紙面でどう書くだろうか。
そう思っていたら、今朝の報道でソウル発共同が教えてくれた。
韓国の聯合ニュースは5日、韓国大統領府高官の話として次のように報じたと。
すなわち、9月の米ニューヨークでの日米韓首脳会談で、韓国の在寅文大統領が「米国と韓国は(軍事)同盟を結んでいるが、日本は同盟相手国ではない」と発言したと。
これに対しトランプ大統領は「理解する」と応じたと。
そのトランプ大統領が日本に来て、日米同盟をこれ以上のものはないと礼賛する。
これがトランプ大統領なのだ。
安倍・トランプの関係はその程度だということである(了)
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by kuroki_kazuya
| 2017-11-07 06:05
| 日本の今後