スキーにはまっています。


by 幸田 晋

「東海第二原発20年延長と再稼働をゆるさない」

「東海第二原発20年延長と再稼働をゆるさない」
    しらくら真弓(原発至近首都圏市民)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3229】
2017年11月22日(水)午後 08:18
地震と原発事故情報
より一部

┏┓ 
┗■1.「東海第二原発20年延長と再稼働をゆるさない」
 |  11月19日の現地東海村「講演会」とデモに参加して
 └──── しらくら真弓(原発至近首都圏市民)

◎ 2011年3月11日直後から、脱原発を掲げた城南信用金庫相談役の吉原毅さん
の「原発はなくても大丈夫」の講演(2017年11月19日)は、簡潔明瞭でした。
 原発は安全ではなく、代替えエネルギーはある。原発は経済的に採算に合わな
いという結論です。
 40年稼働させた後、廃炉を完了するには莫大な年月と費用がかかる。
 まして事故原発は廃炉の見通しがつかない。東京電力福島第一原子力発電所で
起きている事実です。
 永遠に続く廃炉作業、放射性廃棄物処分に10万年、管理する方法も場所もない。
 その廃炉費用が21兆円に膨れ上がりさらに増え続け、無限になるだろう。
 この無限大を40年で割っても答えは無限大。採算の合いようがない。
 だからこそ一刻も早い政治的方向転換(脱原発)が必要なのです。
こう言えば聞こえる声は「電力会社が潰れちゃう?」。でも、東京電力は、とっく
の昔に潰れている。それが事実。
 私たちの税金が投入されているから電力会社が立っているように見えるだけ。
 だからこそ、きちんと倒産させて、税金を使うなら、立て替え払いにする。
 事業者の責任を可視化し、きちんと返済させていく。これは現実に可能である。
 以上が吉原講演の私のまとめた要旨です。

◎この日、私がプラカードに書いたのは、「脱原発がリスクをなくす。再稼働、
再処理コストがかかる。東海第二動かすな」でした。
 講演後、主催者の大石光伸さんが東海第二原発の危険性を画像説明され、玉造
順一さんから規制委が再稼働や運転延長を認めないように抗議を続けていく、さ
し迫った期限と関係市町村の結集問題を聞きました。そしてデモへ。

 茨城アクションを先頭に、たんぽぽ舎のバスで参加した47人と電車参加の10人
程の計400名余りが歩き、抗議・阻止の声を上げました。
 ピースサイクル3人が行き来し、朝鮮太鼓をたたく2人が列の後方でリズムを
とります。賑やかなデモが行く静かな町。

◎東海には30キロ圏に96万人が住むというけれど、原発が動くと知って、じっと
していられない人がいるでしょう。その人々でこの道を埋め尽くしたなら東海村
は脱原発村に変わる、と夕日を受けながら韓国のローソク革命を思いました。

◎すっかり日が暮れた東海村。「脱原発とうかい塾」世話人代表の相沢正一さん
の現地説明で、無責任なJCO事業所、東海第二原発、核燃サイクル工学研究所
をバスの中から見つめました。この夏、1100人の人間の鎖で抗議し包囲した同じ
現場です。
 ここが、再び高い放射能汚染に見舞われたり避難を強いられたりすることがあ
ってはならない。私たちはそのために行動していることを共有しました。


┏┓ 
┗■2.北に各国ピリピリ…地下核実験が誘発する「山はね」、
 |  自然地震との見分けは至難の業
|  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その224
 └──── 島村英紀(地震学者)

○ 北朝鮮が次の核爆発実験をやるのではないかと、各国がピリピリしている。
 9月以来、マグニチュード(M)2.7やM3.2の地震が起きるたびに騒ぎが続いて
いる。いずれも北朝鮮北東部の核実験場の近くだ。
 地震の原因が核実験なら7回目となるが、核実験ではなくて自然地震だと結論
され、各国が胸をなで下ろしている。
 過去の核実験では、いずれもM4以上の振動が観測されていたから、これらの
自然地震はずっと小さい。

○ じつは地下核爆発は、かつて旧ソ連でも、米国のネバダ州やアラスカ州でも、
さかんに行われた。
 旧ソ連で、いつ、どんな規模の地下核爆発を行うのかは、当時の西側諸国の重
大な関心事だった。もちろん、旧ソ連は、これらの情報を明かさない。
 旧ソ連の核実験は、北極海にあるノバヤゼムリャ島で行うのが常だった。この
ため、地理的に近いノルウェーに、このノバヤゼムリャ島の核実験を探知するた
めの特別の地震観測網(NORSAR)が設置された。
 この観測網は当初の目的を失ったいまでも動いているが、感度の高い地震観測
網として、近くや遠くの地震の観測を行っている。
 また、地震学の知識を動員して、核爆発による地面の振動を自然に起こる地震
に見せかける研究も米ソ両方でさかんに行われていた。

○ 核実験か自然地震かを見分けるのは、いまでも至難の業である。起こす振動
の周波数の違いや、起きる地震波の違いはなんとでもごまかせる。
 起きた場所、とくに震源の深さだけはごまかせない。このため、「怪しい場所」
で「震源が浅ければ」核実験の可能性が高いという判断が行われる。

○ ところで「炭鉱地震学」というものがある。北海道大の鉱山学の先生たちが
推進したものだ。採掘の影響で、炭層の岩盤内にひずみのエネルギーがたまり、
やがて破壊する「山はね」や「山鳴り」を研究する学問である。
 山はねはガス突出とともにもっとも恐れられている炭鉱や鉱山で起きる深部災
害のひとつで、多くの人命を奪った。
 山鳴りはもう少し規模の小さなもので、周辺の岩盤内に発生する微小な弾性振
動で耳に聞こえる。鉱山やトンネル工事現場が地下数百メートルに達したときに
岩盤に亀裂が発生・成長したら起きる。山はねも山鳴りも、小さいながらも、じ
つは地震そのものだ。

○ 最近の小さな地震も以前の核実験のために実験場の坑道が崩落した「山はね」
ではないかと考えられている。いちばん最近、9月3日の6回目の核実験は水爆
で規模も大きかったので、坑道が崩落した可能性が強い。
 だが、自然地震だったことに安心してはいけない。地下核爆発を行った坑道が
傷んでいてさらに崩壊すれば、放射能が坑道から流出することになりかねないか
らだ。
 これによって、かつて旧ソ連や米国がやったように、国境を越えて大気や地下
水を汚染して地球を汚すことになるのだ。

(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2017年11月17日の記事)

*****
by kuroki_kazuya | 2017-11-23 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)