スキーにはまっています。


by 幸田 晋

大飯原発1.2号機の完全廃炉、3.4号機の再稼働NO!

紹介・大飯原発1.2号機の完全廃炉、
    3.4号機の再稼働NO!
反原発「若狭の家」の4ヶ月の活動報告文

    -重量感あり
     柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3235】
2017年11月30日(木)午後 08:08
地震と原発事故情報
より一部

┏┓ 
┗■1.紹介・大飯原発1.2号機の完全廃炉、3.4号機の再稼働NO!
 |  反原発「若狭の家」の4ヶ月の活動報告文-重量感あり
|  アメーバデモ(月2回)毎週金曜行動ビラ配布・その他の活動
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 反原発「若狭の家」(名称変更して今後は「若狭の原発を考える会」となる)の
2017年7月から10月の4ヶ月の活動報告が会員及び関係者へ送られてきた(郵送)。
A4判14枚の両面(つまり28頁)で内容の濃い重量感あふれる「4ヶ月の報告集」
です。
 各地の運動の参考・ヒントになると思われるので、その要旨を紹介します。

イ.はじめに…会の名称変更とその理由が書かれています。
  「会の名称変更についてのお知らせとお願い」(抜粋)
 …この「若狭の家」は、維持に過重な経費がかかるため、別の活動拠点を探し
ていましたところ、幸いにも、若狭町に活動拠点をご提供下さる方を見出し、お
おい町の「若狭の家」は撤収し、この度、「若狭の家」に関する残務整理を終え
ることもできました。
 今後は、「若狭の家」の名称は使用せず、「若狭の原発を考える会」として組
織や財政を引き継ぎ、さらに活動を発展させ、若狭の原発の全廃と原発のない町
づくりを目指したいと考えています。(後略)
 2017年11月「若狭の原発を考える会」事務担当共同代表・木原壯林

ロ.2枚目と3枚目(3頁から6頁)は「若狭の家」の2017年7月から10月の4ヶ
月の活動報告が述べられています。
 なお、「当面の活動計画(案)」も載っている…別途紹介
 7頁から24頁までの18頁は、ほぼ週刊で発行されてきたビラの写しです。
主なものを紹介します。

参考資料1.「柏崎原発再稼働を許すな!」
参考資料2.「大企業や大組織が次々に不正・トラブル」
参考資料3.「関電、大飯原発1.2号機を廃炉?」
参考資料4.「原発の再稼働を許さず、原発を全廃して、
       重大事故の不安のない社会を目指しましょう!」
参考資料5.「高浜町で『講演・討論会in若狭』
“原発にたよらない町づくりを目指して”が開催されました」
参考資料6.「『新規制基準』で原発の安全は確保出来るか?」
参考資料7.「おおい町議会『原子力発電対策特別委員会9/8』に
あたっての要請・抗議行動と同会の傍聴」
「MOX燃料の高浜原発への搬入に当たっての抗議行動と
関電への申し入れ9/21」
参考資料8.「原発は無くても電気は足りる 経産大臣の認可法人
『電力広域的運営推進機関』が報告 危険と不安が
いっぱいの原発を全廃しよう!」
参考資料9.「事故だらけで、たるみ切り、傲慢な関電が大飯原発を
再稼働させようとしています許してはなりません!」
参考資料10.「原発の再稼働を許さず、原発のない町づくりを進めましょう」
参考資料11.「最近のアメーバデモなどで聞いた原発立地・地元の声」


┏┓ 
┗■2.【参考資料】
 |  方針を大転換し廃炉に向けて後始末をきちんと行う努力をすべき
 |  11/21日本原電への抗議文
 └──── 「さようなら原発」あびこ 一同

東海第二原発の20年延長申請に対する抗議

 日本原子力発電株式会社  社長 村松 衛  様

 私たちは千葉県我孫子市に在住する市民です。
この度、日本原電が24日に「40年を迎える東海第二原発の20年延長を申請する」
というニュースを知り、「あり得ない!」と、怒りをもって抗議する次第です。

 我孫子市は、東海第二原発から85km離れています。しかし、2011年3月11日の
福島第一原発事故では、130km離れた我孫子市で、ホットスポットとなり、放射能
汚染が起こりました。
 現在も、目の前の手賀沼の水底には、流域から流れてきたセシウム137が留
まり、漁は禁止、抜き取った水生植物の処分にも頭を悩ませています。
 市内にある終末処理場では近隣自治体から持ち込まれた汚染ゴミの焼却灰の置
き場所に苦慮し、一昨年ようやくそれぞれの自治体に引き取ってもらったところ
です。

 私たちは3.11の事故後、「2度と原発事故を起こしてはならない」と、我孫子
市民の有志が集まり「さようなら原発」あびことして活動してきました。また、
毎年「福島を忘れない旅」を行っています。双葉から両親を引き取り看取った方、
広島で被爆した親を看取った方もいて、それぞれに思いがあります。
 福島では、無数のフレコンバックに詰められた汚染土、除染しても除染しても
森が抱える放射線量、汚染土を囲むために削られた山、手が付けられない帰還困
難区域…
 一度事故が起きれば、いくら費用をかけても元の自然と暮しを取り戻すことは
できないのです。
 福島第一原発事故によって、故郷を追われ、平穏な日々の暮らしができなくな
った方々が今もたくさんいらっしゃいます。長い間培ってきた人のつながりが切
れ、明日への希望を奪われ、無念のまま最期を迎えた友人の姿が焼き付いていま
す。何より子ども達を健康に育てることができなくなるのです。
 原発事故の終息の見込みのない中で、東海第二原発の20年の延長申請及び再稼
働は、あまりにも人々の命と暮らしを軽視しています。再稼働を認めることは到
底できせん。

 日本原電が生き延びるには、東海第二原発を再稼働するしかないとの判断かと
思われますが、あまりにも狭い判断ではないでしょうか。耐久年数を超えた原発
を1800億円以上の費用をかけて修繕するなど無駄遣いとしか思えません。事故を
起こした東電が援助する事かとあきれています。原発を動かせば、事故が起きな
くても、放射性廃棄物が出ます。核燃料サイクルのプルサーマル計画は既に破た
んしています。放射性廃棄物の保管場所は地震国日本のどこにもありません。場
所が見つかったとしても未来永劫残ります。危険な物質を生み出すことは社会と
未来への罪悪です。

 万が一事故になれば、私たちの街だけではなく、首都圏全体を危険にさらしま
す。それだけの人々の命と生活を守ることができるでしょうか。ご想像ください。
とんでもないことになることは目に見えています。
 11月17日の新聞で「廃炉をするにしても原電の廃炉資金が大幅に不足している。
再稼働する場合も2千億円近くの安全対策費がかかる」と報じられています。
 私たちの目から見れば、延長稼働は単に困難を先送りするだけであり、廃炉費
用を備蓄することができるとはとても思えません。むしろ修繕費用がかさみ、今
後の経営状況をますます圧迫するのではないでしょうか。まして、万が一の時の
住民への対応は望むべくもありません。
 会社で働く皆様方のためにも方針を大転換し、廃炉に向けて後始末をきちんと
行う努力をすべきです。人々が安心して暮らせることに寄与する会社へと進まれ
ることを切に望みます。
    2017年11月21日 「さようなら原発」あびこ 一同

*****
by kuroki_kazuya | 2017-12-01 06:15 | 核 原子力