スキーにはまっています。


by 幸田 晋

≪脱原発を選挙の争点で勝った新潟県知事選挙≫

≪脱原発を選挙の争点で勝った新潟県知事選挙≫
  「脱原発運動と新潟知事選挙の経験」を語る

清水 寛〔「菜の花会」(市民グループ)・たんぽぽ舎会員〕


たんぽぽ舎です。【TMM:No3049】
2017年4月11日(火)午後 08:39
地震と原発事故情報より一部

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┗■1.≪脱原発を選挙の争点で勝った新潟県知事選挙≫
 |  「脱原発運動と新潟知事選挙の経験」を語る
 |  3月25日(土)の特別講演報告
 |  佐々木 寛さん(「新潟の新しいリーダーを支える会」代表
 |  ・新潟国際情報大学)
 └──── 清水 寛〔「菜の花会」(市民グループ)・
            たんぽぽ舎会員〕

 3月25日(土)、専修大学神田校舎で18時30分から約2時間行われ、脱原発で運
動している人たち約40数人が会場を埋めました。
 講演に先立ち、主催者を代表して山田和明さんが挨拶し、そのあと、めぐろ・
世田谷市民連合の鈴木国夫さんが都内の市民連合と野党共闘の状況について、
25の選挙区に対して18選挙区でまとまってきているとの報告がありました。
 その後、佐々木寛先生の特別講演がありました。先生は参加者との意見交換を
重視され、講演は45分で質疑に35分をあてて10名の方との意見交換ができ、内容
の豊かな講演会でした。
 講演は、すぐに結論にふれられ、「結論から言うと、選挙というのは短期決戦
なので一夜漬けではもたない。長い間の平和運動、脱原発運動、そういう人々の
ネットワークが選挙に活かされています。勝った地区と負けた地区があり、市民
運動の活発な地域が票をもらっているわけです。ということは、普段から頑張り
ましょう。普段の人間関係が選挙で結果になるという当たり前のことだというの
です」とのことでした。

講演の構成は以下の通りです。
1.「3.11」から6年…。世界はどこに向かっているのか
2.「市民連合@新潟」の誕生—「市民政治」という論理
3.2016年参議院選挙と市民のかかわり
4.2016年新潟県知事選挙と市民のかかわり
5.中央集権分断システムから地方分権ネットワーク型社会へのイメージ転換

講演の内容を抜粋しますと、
○今、起こっているいろいろの動きの起点は、2011年3月11日からでないかなと
思います。シールズが現れたのもそうですし、今起こっているいろいろな動きで
国会議事堂前に人々が現れたのもこの時期からかなと思います。日本の歴史に福
島の人類未曾有の事故で、その後に日本人は何をしたのかということが記述され
るかと想像します。

○福島からの避難者が数千人、新潟にいます。原発を抱える新潟は福島の隣県で、
原発事故というのはリアルなものです。3.11事故に加えて、もう一つの背景とし
てあったと思います。

○今までのおまかせ政治ではダメなのだと言うのが広がっていく。地方レベルで
見ると、60年安保よりよりも遥かにアクティブです。地方が自立的にいろんな運
動が始まりました。2014年、市民連合新潟が誕生しました。2016年の参院選、二
千数百票差で森ゆう子さんが勝つ。そこで負けていたら、知事選はなかったかな
と思います。

○市民連合と野党で良い人間関係です。衆院選は安保法制とTPPでありました。
農協は県全体では自民党支持です。中央対地方という、そういう選挙の軸もあっ
たのではないかなと思います。「中央の思い通りにはならないぞ」という、そう
いう民意があったのではないかと思っています。参院選で勝利した森ゆう子さん
が選対本部長で、選挙が上手です。ゲリラ作戦をやる方です。

○知事選は女性の票がたぶん圧倒的にこっちに来たという気がします。皆様に役
に立つこれからのことで、新潟県では民主党と共産党は一緒にできない。「連絡
調整会議」を行い、そこに両党に参加してもらいました。知事選の時、候補が決
まるのは公示の直前でしたから、何も事前活動をできませんでした。
 でも、選挙ができたのは、参院選の時には人間関係があって、携帯電話ではお
互いの党派を超えた連絡網が入っていたのです。人間関係です。メディアは、選
挙期間中は中立ですが、記者を同志にしておくことも大切です。

○これからやらなくてはならないのは、政策協定です。市民が政治家をモニタリ
ング、育てていきます。タウンミーティングです。当選した後が大変です。知事
の場合は、鹿児島県の三反園さんのようになるかも知れなくアフターケアが大切
です。「新潟の新しい未来を考える会」(年会費2,000円)を設立し、会費はタウ
ンミーティングに役立てます。

○2月14日にデンマーク大使を新潟に呼んで米山知事と対談しました。デンマー
クは幸福度世界一の国で、70年代に原発を廃棄しています。その代わり、自然エ
ネルギーだけでやろうと計画しています。
 すごく冗談っぽく言うと、新潟をデンマーク化しようです。これを米山知事も
非常に共感してくださって一緒にやっていくわけです。
 そうすると、原発はもちろん、総合的に検証して再稼働を止めていかなければ
いけません。新しい社会のイメージを若い人たちを含めてアピールしていくこと
をやっています。
 講演は以上で、そのあと柏崎市長選の応援、脱原発の意味、デンマークのちら
し、宗教界とのかかわり、野党共闘などについての質疑応答がありました。


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┗■6.新聞より1つ
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 ◆悲劇の東芝    鎌田 慧(ルポライター)

 『東芝の悲劇』は、電源開発ブームが一段落したため急速に業績が悪化、社長
交代劇を描いた経済評論家・三鬼陽之助のドキュメントである。
 石坂泰三、土光敏夫ら経団連会長として有名な経営者たちが登場する52年前の
話だが、この頃すでに電力への過度の依存と米国ゼネラル・エレクトリック(GE)
の技術依存が深かった。いまは「病膏肓(こうこう)に入る」(注)というべきか、
悲劇は社内に留まらず東芝の存在に関わる破綻の様相である。
 東芝の銀行からの借入金は昨年末で1兆700億円。経営破綻した米原発子会社ウ
ェスチングハウス(WH)社の債務処理費などに充てる資金だが、これからなお1
兆円の資金が必要とされている(本紙、4月5日)。
 虎の子の半導体メモリー事業を売却して、その資金を調達する方針だが、すで
に東京証券取引所は、上場廃止につながる監理銘柄に指定している。「原子力ル
ネサンス」「原子力立国」など経産省が吹いた笛に踊らされて官民一体、がむし
ゃらに利益を追求しようとした結末である。
 三菱重工が提携しているアレバ(仏)も事実上破綻、GEと提携する日立製作所
も、原発推進ではやっていけない。
 安倍内閣は日印原子力協定で原発を輸出に振りむけようとしているが、外国に
迷惑をかけるだけだ。自然エネルギー転換に後れをとるのは、無責任の極みだ。
  (4月11日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

(注):【病膏肓に入る】やまいこうこうにいる
  「治療のほどこしようのないほど病気が重くなる」
   コトバンク 大辞林 第三版の解説より
 https://kotobank.jp/word/%E7%97%85%E8%86%8F%E8%82%93%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8B-649081

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by kuroki_kazuya | 2017-04-12 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)